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日本人的英語からの脱却

名前: 小川 邦久 リンク: http://kunisan.jp/ 日付: 2011年8月13日
日本人的英語からの脱却6月中旬に英語学習の本をまとめて6冊購入しました。著者は全てデイビッド・セイン氏です。デイビッド・セイン氏の著書は「その英語、…」で始まるタイトルの本がメインですが、基本的な内容は「日本人が言ってしまいがちな間違った英語と、実際にそのような場面でネイティブが使う英語」を比較したものです。

私は個人的に英語学習を始めてから17年が経ちますが、語彙力に満足できない状態がずっと続いている上、このような「日本人的な間違い」というのを、あまり意識せずにここまで来てしまいました。語彙力については、今後も5年でも10年でもかけて、コツコツとやっていくしかありませんが、間違った英語表現については、ここで集中的に学習していこうと考えています。先日、英語学習の上で大きな障害となる「和製英語」についてまとめましたが、今回は「ニュアンス」的なところを集中的に勉強しようと思い、アマゾンなどでも評価の高いデイビッド・セイン氏の著書で学習しようということになりました。

昨日、ようやく6冊読み終わりましたが、それぞれの概要と感想をまとめておこうと思います。

1. 『その英語、ネイティブはハラハラします
前半は英語初心者がやりがちな、和文からの直訳的な間違いが並べられています。このような間違いは英語中級レベル以上のある程度慣れた人なら、あまり関係無いと思いますし、私としても前半はあまり参考になりませんでした。ただ、後半は冠詞や和製英語などについて解説されており、英語中級レベル以上の人でもそれなりに役に立つと思います。
こんな文章が掲載されています。

和文: ブログに記事を書いたよ。
英文: I wrote a post and put it on my blog.
※"article"は新聞や雑誌などの長い記事に使いますが、ブログの記事には"post"が使われて、"article"は使われません。

和文: キッチンをリフォームするつもりなの。
英文: We're going to remodel our kitchen.
※"reform"は制度などを改革する意味合いで使うので、"to reform our kitchen"だと、「キッチンの料理人の仕事のやり方を改善する」「料理のやり方を改善する」という意味合いになります。

2. 『その英語、ネイティブはカチンときます
相手の名前を聞いたり、職業を聞いたりする時などの場面場面によって、どのような言い方が適切かがうまくまとめられています。同じ事を言うにしても、言い方によって丁寧になったり、失礼になったり、そのあたりのネイティブ的な感覚を学びたい人には良い本と言えます。

場面:「説明が下手ですみません」と言う時
英文: Sorry if I'm confusing you. I hope I'm making senseなど。
※"Do I make myself clear?"だと、「こんな簡単なこともわからないの?」という感じのニュアンスになってしまいます。"Did I...?"なら悪くありませんが、イントネーションや状況で「わかんないの?」というニュアンスにもなるので、自信の無い人はあまり使わない方がいいかも知れません。

場面: 未来形のニュアンスの違い
英文1: I'm going to call Miki today. →今日ミキに電話する予定だ。(予定)
英文2: I'm calling Miki today. →今日ミキに電話するよ。(意思か予定か曖昧)
英文3: I'll call Miki today. →今日ミキに電話することにするよ。
英文4: I will call Miki today. →今日は何があってもミキに電話するつもり。(意思)

3. 『教科書、辞書のその英語、ネイティブはもう使いません
日本語の例文を見てから、間違った英語の例文を見ても全く不自然に感じないのに、「ネイティブにはこう聞こえる」の文章を見ると、思いも寄らない意味に取られていたりして、正直びっくりの連発でした。文法は英文を作成する上で不要ということは無いとは思いますが、やはり自然な英語を目指すのであれば、文法だけでなく、ネイティブが使っている文章をできるだけ沢山吸収していくことが大事だと感じました。

和文: これが私の部屋の鍵です。
英文: This is the key to my room.
※"the key of my room"だと、「私の部屋の持っている鍵」のような意味になってしまいます。"my room key"という言い方でもOKです。

和文: ネパールはとても良い所だとわかりました。
英文: I found Nepal was nice.
※"I found Nepal a nice place."という言い回しは古いです。

4. 『英文法、ネイティブが教えるとこうなります
英文法の中でも、日本人が感覚的に理解するのが苦手な順にページ構成されています。「冠詞」、「名詞(複数/単数/不可算)」、「前置詞」、「時制」、「助動詞」…という順番です。例も豊富で分かりやすく書かれています。

例文: This car can go really fast.
※"be able to"は人以外の物には使えないので、ここでは使えません。"can"は意味が広く、色々な場面で使えます。

例文1: What will you have?
例文2: What are you going to have?
※例文1はメニューを目の前にあれこれ悩んでいる相手に、例文2はもう注文を済ませた相手に「何を注文したの?」と聞くようなイメージです。

例文1: He must be home.
例文2: He should be home.
※例文1は「電気が付いているから…」など、事実に基づく推量。例文2は「30分前には向こうを出たから…」などの、確実ではないものの、普通に考えればそうであるはず、という時に使います。

例文1: I tried to open the door.
例文2: I tried opening the door.
※例文1は「開けようとしたけど開かなかった」、例文2は「試しに開けてみた」と、ニュアンスが全く違います。

5. 『その英語、ネイティブにはこう聞こえます SELECT 2
基本会話の中で、教科書通りの文法や日本語からの直訳で喋ってしまうと、相手に勘違いを起こさせてしまう、という例文を沢山並べた本です。また、最後の方に「日本にある間違った英語の宣伝文句」をまとめたコーナーがあります。「青森産のリンゴを使ったジュース」を"Used Apple Juice from Aomori(青森産、人が飲んだ後のリンゴジュース)"と訳してしまったりなど、中々笑えます。

和文: 私にはポリシーがあります。
英文: I have my principles.
※"I have a policy."だと、「保険に入っている」という意味になります。

和文: この肉やわらかいね。
英文: This steak is tender.
※"soft"は「ふわふわ、ふにゃふにゃ」という感じなので、肉に対しては使いません。"tender"は「たやすく切れる」やわらかさの意味です。

和文: このチキン固いね。
英文: This chiken is tough.
※"hard"はコチンコチンに固まったイメージなので、肉に対しては使いません。"tough"は「歯ごたえのある」固さの意味です。

和文: 転職しました。
英文: I changed jobs.
※"I changed my job."だと、「業務内容を変えました」という意味になってしまいます。前の仕事と今の仕事と対象が2つなので、複数の"jobs"にします。

例文1: My husband fixes cars.
例文2: My husband repairs cars.
※例文1は趣味で車を修理、例文2は仕事で車を修理しているニュアンスになります。"fix"は素人レベルの修理や単純な修復、"repair"は職人や技術者の手を要するというニュアンスです。

6.『その英語、品がありません
上記の5冊とは違い、丁寧な表現、上品な表現を並べた本です。初対面の人との会話やビジネスでの表現など、そういった受け答えが必要な人には勉強になる本です。相手の感情を逆なですることなく、物事をお願いしたり、自分の意見を主張したり、断ったりなどの表現が学べます。「英語は表現がストレート」などと言われますが、そうでないケースも多いです。

状況: 割り勘にする。
英文: Would you like to pay separately?
※"go Dutch"はスラングです。

状況: 便意を催した。
英文: I need to excuse myself.
※これだけでトイレに行きたいと分かってもらえます。

状況: おかわりを断る。
英文: I couldn't eat another bite.
※"I'm full."だと品がありません。

状況: 店員に断る。
英文: I'll have to think about it.
※買わない時のお決まりのフレーズです。

状況: 好きでないと伝える。
英文: I don't care much for baseball.
※"not care much for ..."で「...にあまり興味がない」という意味になります。

状況: 死体を見た。
英文: I saw the remians.
※"remains"で「遺体」のような響きになります。"dead body"はストレート過ぎます。





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