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神崎君のアドベンチャーランド - プチコン4で横スクロールアクションゲーム

名前: 小川 邦久 リンク: https://kunisan.jp 日付: 2025年5月10日
神崎君のアドベンチャーランド - プチコン4で横スクロールアクションゲーム私が子供の頃は、パックランド(アーケード)やスーパーマリオブラザーズ(ファミコン)のような横スクロールアクションゲームが好きでした。こういったゲームはプレイするのは楽しかったのですが、作るとなるとマップの制作が面倒なこともあり、今までに制作経験はありませんでした。ただ、せっかくプチコン4という良い制作環境があるので、規模が小さめの横スクロールアクションゲームを作ってみようということになり(思い付きです)、完成したのが「神崎君のアドベンチャーランド」です。

タイトル: 神崎君のアドベンチャーランド
公開キー: 47AYQX394



私が今までに作ったスクロール系のゲームは、物理演算の関係もあって、グラフィック画面を使用するものがほとんどでした。ただ、グラフィック画面はマップのサイズが最大2048x2048ドットで、横スクロールアクションゲームのような、広いマップを使うのにはあまり適していません。そのため、本作については広大なマップが使用できるテキストスクリーン(いわゆるBG)を使用することにしました。個人的にテキストスクリーンはあまり使い慣れていなかったので、まずは二次元配列変数上にランダムにマップを作成して、それをテキストスクリーン上にブロックとして表示させるところから始めました。キャラとブロックの当たり判定は「スーパーマリオっぽく」したかったのですが、キャラの上下左右それぞれ2か所に当たり判定のポイントを置くなど、最初から比較的複雑なプログラムになってしまいました。(なお、当たり判定のポイントは大きなキャラにも対応できるよう、後に上下左右それぞれ3か所に増やしています。)

続いて敵キャラとアイテムです。敵キャラは空を飛ぶもの(コウモリやオバケなど)とブロックの上を歩くもの(ミイラやガイコツなど)をまずは用意してみました。敵キャラとブロックとの当たり判定については自キャラのものとほぼ同じですが、ガイコツなど一部の敵キャラは、目の前に「穴」がある場合には折り返すような処理を加えています。2Dシューティングゲームの空中物のように、障害物のことを考えなくてもよい敵キャラは動きを作るのはそれほど難しくないのですが、本作の敵キャラの動きはそれに比べるとだいぶ難しく感じました。アイテムについてはどのように出現させるか少し迷いましたが、テキストスクリーンに宝箱を表示させて、これにショット(手裏剣)を当てると中身(スプライトで表示)が出るような形にしました。ちなみに手裏剣のショットは見た目では「忍者君魔城の冒険」や「忍者ハットリくん」の感じがあるかもしれませんが、当初頭にあったのは「ソンソン」で、手裏剣のキャラは後付けです。

ある程度敵の動きやアイテムの種類ができあがったところで、次はマップの制作です。プチコン4には他の方が作ったマップエディターも存在するのですが、データ形式や使い勝手のことを考えると「あまり新しいことを試したくない」と思ったのと、自作のマップエディターを作るのもかなり面倒ではあったので、プチコン4標準のGAHAKUを使ってマップを作ることにしました。ブロックやキャラの配置はドットの色で分けて管理する形で、一旦ルールを決めておけばそれほど迷うことなくマップを作成することができました。ちなみにこの作業で思ったのが、横スクロールアクションゲームは「マップが肝」ということです。マップの良し悪しはゲームの面白さに直結します。そのため、マップ作成はテストプレイと並行しながら慎重に進めるようにしました。

ゲームにメリハリを付けるため「動く床」も実装してみました。こちらも当たり判定とそれに合わせた自キャラの動きの処理がやや面倒でした。例えば、自キャラの下の部分が動く床に触れている場合には、自キャラの動きも動く床の動きに追随するような形にする必要があります。このような処理を行わないと、動く床が左右に動く場合は自キャラが滑ったように見えたり、動く床が上下に動くような場合には動きが上から下に切り替わった時に自キャラがジャンプしたりしてしまいます。

5ステージ分のマップが完成し、その後、最後(6ステージ目)にボスを登場させて、これを倒せばクリアということにしました。ゲーム全体として難易度は高くないようにしたかったので、最終ボスはやや耐久力はあるもののそれほど複雑な攻撃は仕掛けてこないようにしています。6ステージ目の開始時にアイテムを取りやすいようになっていて、最終ボスに何度やられてもすぐに最大パワーアップ(自キャラ大きくなる+手裏剣連射+速度アップ)が可能です。

最後に背景画像を整えたり、エンディングを組み込んだり、タイトル画面を作ったりなどして、完成に至りました。製作開始から1か月と1週間でした。横スクロールアクションゲームは初めての制作ではあったものの、自分なりに満足のできる仕上がりとなりました。

プログラムは以下の通りです。



これまでも何度か「今までに作ったことがないジャンルのゲームだけど、試しに作ってみよう」というものがありました。私が過去によくプレイした中でまだ作っていないものと言えば麻雀、アドベンチャーゲーム、格闘ゲーム、野球ゲーム…、あたりでしょうか。ただ、麻雀については相手(コンピューター)の思考が難しそうなのと、他のものはしっかり絵を描かないと雰囲気が出ないので、いずれもハードルが高いです。他にはロールプレイングゲームであればプチコン4のプリセットのキャラだけでも行けそうな気がしますが、過去あまり熱心にプレイしたジャンルではないので、「作りたい」という意欲も湧かないのが正直なところです。





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