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Canon(キヤノン) PowerShot G5 X Mark II

名前: 小川 邦久 リンク: https://kunisan.jp 日付: 2019年8月10日
Canon(キヤノン) PowerShot G5 X Mark II3年半前に購入したPanasonic LUMIX DMC-TX1は、雨の日など少し暗い場面での撮影でシャッター速度が遅くなりがちで、ちょっとした手振れが気になるようになってきました。TX1については光学ズーム10倍(35mmフィルム換算で25-250mm)の機能がある反面、絞りが開放でF2.8と他の1インチサイズ(センサーサイズ)のコンデジに比べると暗めになってしまっていることが一因です。当初は野球観戦などでズーム機能の優先順位が高かったのですが、現在は野球観戦の頻度が減って、代わってPIXTAへの写真投稿などでクオリティーの高さの必要性が増してきていました。加えて今年の2月にTX1を修理に出して以来、絞りを最小値にした場合に画像の右端が少しぼやけ気味になってしまいました(故障と言えるレベルなのか分かりません)。そんなこともあって、タイミング的にもそろそろメインのカメラを買い替えないといけない時期だとは思っていました。

ズーム機能は抑えてでも明るいレンズの1インチサイズのコンデジが欲しいと思っていたところ、いいタイミングでCanon(キヤノン)のPowerShot G5 X Mark IIが発売されました。光学ズームは5倍(35mmフィルム換算で24-120mm)とTX1に比べて低くなってしまいますが、開放F値は広角F1.8でTX1の約2.4倍の明るさになり、手振れのリスクが抑えられそうです。もちろん「ボケ」も表現しやすくなります。そんな感じで、G5 X Mark IIをアマゾンで購入してしまいました。

まず、G5 X Mark IIとTX1との外観上の大きな違いですが、G5 X Mark IIは液晶モニターが上に180度チルトするので、自撮りが可能です。下にもチルトするので、手を上に伸ばして撮影するのにも便利です。

ビューファインダーは手動でポップアップさせて、さらに指でレンズを少し引き出すことで使用することができます。この操作を「面倒」と否定的にとらえる人も多いのですが、私は普段引っ込んでいる方が好みです。TX1では固定のビューファインダーだったものの、指がビューファインダー用のセンサーに触れて背面のモニター画面が消えるなどして、誤動作することがありました。ちなみに、ビューファインダーは通常ほとんど使いませんが、晴天のスキー場など周りが明るい所では液晶画面が見づらくなるので、ビューファインダーがあると重宝します。

充電は付属の専用バッテリー充電器を用いるのが基本で、普通のUSB-Cケーブルと接続しても充電できません。ただ、専用バッテリー充電器は旅行では荷物がかさばってしまうのと、バッテリーパック(NB-13L)を2個常備しておかないと不便なこともあって、できるだけUSB充電をしたいと思っていました。専用のUSB電源アダプター(PD-E1)を使うとUSB充電ができるのですが、価格が高いのとこれも荷物がかさばってしまうので躊躇していました。ただ、調べたところUSB PD対応の充電器とケーブルがあれば基本的にOKだったので、Anker製の充電器ケーブルを購入してみました。問題なく使えています。

あと、TX1は電源のオン・オフがダイヤル式だったため、ポケットの中で不用意にダイヤルが回って電源が勝手に入ってしまうことがありましたが(特にここ最近はダイヤルが柔らかくなって誤作動が増えていました)、G5 X Mark IIはボタンを押すタイプなのでそういった誤作動は起きづらいと思っています。

続いて本題とも言える画質についてです。できればTX1とG5 X Mark IIの画質を並べて比較したい所ですが、手持ちのTX1については上記の通り不具合(のようなもの)が認められるため、TX1自体に変な印象を持たれてしまうと嫌なので、ここではG5 X Mark IIの画像のみアップしておきます。これより下の写真はクリックするとオリジナルの画像が表示されます。


[ AUTO / ズーム無し / F4.5 / 1/1600秒 / ISO 125 ]


[ 絞り優先 / ズーム無し / F1.8 / 1/1250秒 / ISO 125 ]


[ 絞り優先 / 光学5倍ズーム / F2.8 / 1/400秒 / ISO 160 ]


[ 絞り優先 / 光学5倍+デジタル4倍ズーム / F2.8 / 1/400秒 / ISO 160 ]


[ 絞り優先 / ズーム無し / F1.8 / 1/1250秒 / ISO 125 ]


[ 絞り優先 / ズーム無し / F11 / 1/60秒 / ISO 250 ]


[ AUTO / ズーム無し / F1.8 / 1/30秒 / ISO 800 ]


[ AUTO / ズーム無し / F2.5 / 1/60秒 / ISO 125 ]

G5 X Mark IIはTX1と比較して色合いが全般的に綺麗に感じるのと、撮影の際の操作も比較的シンプルで分かりやすいです。特にやや暗めの所ではTX1に比べてISOやシャッター速度で優位性があり、ノイズや手振れのリスクも低減されます。

逆にTX1と比べて少し不便になったと感じる点が2点あります。

・「スポット1点AF」の範囲が「点」ではなく少し広いので、対象が小さい場合には焦点を合わせづらい。
・AUTOモードで水準器が出ない。追尾AFだと水準器が出ない仕様で、AUTOモードでは追尾AFオンで固定されているため。

G5 X Mark IIには「AF+MF」という機能があって、AFで焦点を合わせづらい場合には、シャッターボタンを半押しにしながら前面のリングを回すことで、手動で焦点を合わせることができます。一応この機能があるので、被写体が小さかったり、金網の向こうの人物を取ったりする時など、焦点を合わせづらいような場面でも、わざわざモードを変えずに焦点を調節することが可能です。

あと、動画撮影については解像度(1920x1080または1280x720)とFPS(29.97または59.94)の選択ができるだけで、高速撮影のような特殊な機能はありません。ただ、TX1でも普通の動画撮影しかしなかったので、まあこれで十分です。

PowerShot G5 X Mark IIはまだ使用時間は長くないですが、トータルでは非常に良い印象のカメラです。これからも国内外の色々な所に旅行に行くつもりでいますが、旅先での撮影が楽しみです。





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