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シンガポール&バタム島&クアラルンプール旅行(2/3) - バタム島

名前: 小川 邦久 リンク: https://kunisan.jp 日付: 2019年8月28日
シンガポール&バタム島&クアラルンプール旅行(2/3) - バタム島シンガポール滞在2日目は、インドネシア・バタム島への日帰り旅行でした。「フェリーでの国境越え体験」が主な目的です。シンガポールからインドネシアへのフェリーは他にビンタン島行きもあって、こちらの方が観光地としては人気があります。バタム島を選択したのは、片道1時間弱で近いのと、フェリーの便数が多いことが理由です。バタム島にもビーチやゴルフ場などのリゾートはあるものの、日帰りの数時間の滞在では楽しむことはできません(そもそも私は泳げないですし、ゴルフもやりませんが…)。そんな中、「短時間でも安全にインドネシアの雰囲気を楽しめそう」との判断で、ナゴヤ・ヒル・ショッピングモール(Nagoya Hill Shopping Mall)に行くことにしました。

朝9時過ぎにシンガポールのホテル(Hotel Mi)を出て、地下鉄に乗ってハーバー・フロント(Harbour Front)駅に向かいます。

ハーバー・フロントのフェリーターミナルで、BATAM FASTというフェリー会社のカウンターに行きました。バタム島のバタム・センター(Batam Center)まで、大人料金で片道S$25(約1,925円)、往復S$49(約3,773円)ですが、少しお得な往復のチケットを家族3人分購入しました。帰りのチケットはオープンなので、行きの段階で帰りのどのフェリーに乗るかを決定する必要はありません。ちなみに、BATAM FASTだけでもハーバー・フロントとバタム・センターの間で1日14往復もあり、他の会社のフェリーやバタム島の他のターミナルの便も合わせたら、「フェリーに何かが起きてシンガポールに戻れなくなる」という心配はほぼしなくてよさそうです。

ハーバー・フロントの両替店で、シンガポールドル(S$)からインドネシアルピア(Rp)への両替も行いました。「S$1=Rp1,000,000ちょうど」という一見大雑把な計算でしたが、計算してみると大したずれは無いようです。原則としては通貨が弱い方の国、つまりインドネシア側で両替をした方がレートが良いはずなのですが、念のためバタム島に到着する前に現地通貨を用意することにして、細かい損得勘定はこの際無視してしまいました。

行きのフェリーは10:50ハーバー・フロント発でしたが、10時ちょうどにゲートが開き、出国審査や荷物検査を経て待合室でしばらく待たされました。待合室にはコーヒーショップもありましたが、トイレが近くなりそうなので、代わりにスマホを眺めながら時間を過ごしました。

フェリーの中は特に変わった様子もなく、席が半分も埋まらないまま出港しました。フェリーの事前予約も可能なのですが、席の空き具合を見る限りは事前予約は特に必要なさそうです。ただ、今回のバタム島旅行は木曜日で平日だったので、週末や休日の状況がどうなのかはわかりません。

海上では大きな揺れもなく、船酔いしやすい私でも問題はありませんでした。途中でスマホや腕時計(Garmin)がインドネシア時間(シンガポールより1時間遅れ)に補正されました。

バタム・センターのフェリーターミナルに到着。入国審査では特に質問もなく、パスポートにスタンプを押してもらい、生まれて初めてインドネシアに入国しました。数年前までビザが必要だったらしいですが、現在では日本人はビザ無しでインドネシアに入国できます。フェリーターミナルの建物自体は小ぎれいなものの、シンガポールとのトイレの清潔感の差は感じざるを得ませんでした。

[ バタム・センターのフェリーターミナル内 ]

その後、フェリーターミナルからすぐにタクシーに乗るつもりだったのですが、ドライバーと料金を事前に交渉しなければいけない上、「お釣りを支払ってくれない人もいる」というネット情報も見かけたので、まずは売店でコーラを買ってお金を崩しておきました。タクシードライバーとの事前の交渉で、バタム・センターからナゴヤ・ヒル・ショッピングモールまで片道Rp70,000(インドネシアルピアRp1=0.0075円換算で525円)ということでした。特におかしな料金ではなかったので、そのままタクシーに乗り込みました。交渉時に"No extra charge?(追加料金なし?)"としつこく聞いていたこともあってか、ドライバーとのお金のトラブルは一切ありませんでした。

車の窓から見える建物は背が低く、「ここはシンガポールではない」ということを感じます。バイクの二人乗りも多く見かけました。バタム・センター出発から20分ほどで、無事にナゴヤ・ヒル・ショッピングモールに到着しました。

[ ナゴヤ・ヒル・ショッピングモール外観 ]

ナゴヤ・ヒル・ショッピングモールですが、床のタイルが所々で剥がれていたり、女性の店員さんがヒジャブをかぶっていたり、フードコードの壁の所にネズミがササっと走っていくのが見えたりしたものの、それ以外は日本でも見られるような普通のショッピングモールと言えます。

[ ナゴヤ・ヒル・ショッピングモール内 ]

到着したのが昼時だったので、早速ショッピングモール内のフードコートにあるインドネシア料理店で食事をすることにしました。しかし、女性の店員さんに英語でメニューについて尋ねたところ、全くと言っていいほど通じませんでした。"chicken"とか"drink"はかろうじて理解してもらえましたが、数字さえもまともに通じません。仕方なく料理の写真を指差して日本語のまま「これ、1つ(人差し指を立てて)」という伝え方で、家族3人分の注文をしました。ショッピングモールまでのタクシードライバーも英語は片言程度でしたし、バタム島の英語の通用度は高くないようです。

ちなみに私が注文したのはグリルチキンライス(インドネシア語でNasi Ayam Bakar)とマンゴージュースで、グリルチキンライスはRp20,000(約150円)、マンゴージュースはRp18,000(約135円)でした。グリルチキンライスの方はココナッツ風味で辛さがあり、マンゴージュースは甘さたっぷりでどちらも美味しかったです。マンゴージュースはかき氷状の細かい氷が入っていて、「もしかしたら生水の氷でお腹を壊したりして…」と心配しましたが、旅行が終わるまでお腹の方はしっかりと大丈夫でした。

上の階にあるゲームコーナーはメダルゲームが多数置いてありました。あと、プライベートのカラオケルーム(1部屋1~2人)が並んでいました。インドネシアに限らず、東南アジア全般でカラオケは人気のようです。

その後、コーヒーショップでコーヒーを飲み(ブラックコーヒーを頼んだら砂糖がたっぷり入っていました)、それからショッピングモールの地下にあるスーパーマーケットに行きました。肉も野菜も果物も物自体は豊富にあって、どこかの国のように店内に物がないということはありません。以下に価格一覧を載せておきます。食料品は全般的に安いですが、サーモン、パック入りのジュース、紙類はそうでもない感じです。

- 米5kg Rp60,990(約457円)
- 牛肉ブロック(1kgあたり) Rp80,000(約600円)
- 鶏肉1羽まるごと(0.8-0.9kg) Rp29,900(約224円)
- ひき肉(100gあたり) Rp9,990(約75円)
- サーモン切身(100gあたり) Rp32,900(約247円)
- 魚(1kgあたり) Rp5,000~9,000(種類による)(約37.5~67.5円)
- かに(1kgあたり) Rp17,250(約129円)
- えび(1kgあたり) Rp12,690(約95円)
- いか(1kgあたり) Rp9,690(約73円)
- スイカ(100gあたり) Rp790(約6円)
- パイナップル(1個あたり) Rp8,900(約67円)
- マンゴー(100gあたり) Rp3,790(約28円)
- りんご(100gあたり) Rp5,990(約45円)
- 梨(100gあたり) Rp2,990(約22円)
- キャベツ(1kgあたり) Rp10,900(約82円)
- たまねぎ(100gあたり) Rp1,930(約14円)
- にんにく(1玉) Rp3,500(約26円)
- パプリカ(1kgあたり) Rp69,900(約524円)
- とうがらし(100gあたり) Rp12,590(約94円)
- しょうが(100gあたり) Rp4,590(約34円)
- オレンジジュース(1リットルパック) Rp31,290(約235円)
- トマトジュース(1リットルパック) Rp34,290(約257円)
- マンゴージュース(1リットルパック) Rp30,150(約226円)
- ヤクルト(5本1パック) Rp9,500(約71円)
- ミネラルウォーター(1.5リットルボトル) Rp3,990(約30円)
- スプライト(1.5リットルボトル) Rp9,900(約74円)
- ビール1缶(330ml) Rp13,500(約101円)
- ティッシュペーパー900g Rp41,750(約313円)
- トイレットペーパー8ロール Rp44,290(約332円)

スーパーでお土産のお菓子やコーヒー(ドリップ式)を購入。それから、別の店舗で"BATAM"と書かれたお土産用のTシャツも購入しました。このTシャツは4枚でRp100,000(約750円)でしたが、昭和時代のミシン油のような匂いがしたので、旅行中に着ることはありませんでした。

スーパーでの買い物の後、「少しだけショッピングモールを出てみよう」ということで、ショッピングモールの裏側から敷地を出てみました。すると、数十年前に建設されたような古い建物が並んでいて、道路もだいぶ傷みが見えて、下水のような匂いも漂っています。片足の無い初老の女性が物乞いをしています。とても散歩ができるような雰囲気ではなかったので、数分でショッピングモールに戻ることにしました。

女性用衣料品店の店頭です。目の所だけ開いているニカブを身に付けたマネキンが特徴的ですが、バタム島では顔が出ているヒジャブをかぶっている人の方が、圧倒的に多かったです。

ぬいぐるみが置いてある店舗も見かけましたが…、ここには著作権の概念はあまり無いようです。

ショッピングモールを思う存分楽しんだ後、帰りのタクシー(ショッピングモール入り口の所に数台停まっています)もしっかり価格交渉して、行きと同じRp70,000(約525円)でバタム・センターのフェリーターミナルまで戻ってきました。BATAM FASTのカウンターで乗船の申し込みを済ませて、それから出国手続きを行い15:20発のフェリーに乗り込みました。シンガポールに戻ると、何だか自分の国に帰ったような安心感です。

バタム島への日帰り旅行は「観光」の要素はほとんどありませんでしたが、国境を越えてのシンガポールとの雰囲気の違いはしっかりと感じることができました。






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