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騎士団長殺し - 村上春樹

名前: 小川 邦久 リンク: http://kunisan.jp/ 日付: 2017年3月16日
騎士団長殺し - 村上春樹ちょっと前のニュースで話題になった村上春樹の『騎士団長殺し』を読み終わりました。第1部、第2部の2冊で2週間かかりました。読むのに時間はかかりましたが、村上春樹らしく「次はどうなるんだろう?」と思わせる展開の連続で、最初から最後まで楽しく読むことができました。

※内容については、ネタバレになるのでここでは書きません。

あるニュースでは登場人物のセリフの一部のみを抜き取って、村上春樹の歴史認識を声高々に批判する人がいたり、ある有名人が「どこが面白いのか分からない」と言ったり「村上春樹を読む事自体をカッコいいと思っている」といったステレオタイプを作り出したり、そのコメントをネットで見た人たちが多数「自分もそう思っていた」というコメントを書き込んだりしていました。

私としては、登場人物が語る歴史に関してのセリフも特に引っかかるようなこともなかったですし、これを読むのも別にカッコつけているわけではなく、単純に読んでいて「面白い」と思ったからです。少なくとも私は読み終わった後に、どこかの方向に自分の歴史感が振れるようなことはありませんでした(もしかしたら、本当は意図があるのに、私が鈍感なだけかもしれませんが)。音楽や絵画や映画に好みがあるのと同じで、小説にも好みがあるだけの話です。わざわざ自分の好きでない作品やその作品を好きな人を声を大にして否定することもないと思います。

ただ、毎年ノーベル文学賞発表の時にテレビに出てくるような「ハルキスト」は、正直なところ「本当にこういう人いるの?」と思ってしまいます(テレビの演出ではないか、という意味で)。皆で集まってワイン片手に村上春樹の小説を読むなんて、私には絶対できません…。





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