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ナビつき!つくってわかる はじめてゲームプログラミング(はじプロ)

名前: 小川 邦久 リンク: https://kunisan.jp 日付: 2021年6月13日
ナビつき!つくってわかる はじめてゲームプログラミング(はじプロ)先週金曜日(6/11)に発売された「ナビつき!つくってわかる はじめてゲームプログラミング(はじプロ)」を購入してみました。もちろんゲームプログラミングは初めてではないですが、「このソフトではどんな感じでゲームを作れるのだろう」という興味がありました。

タイトルに「プログラミング」とあるものの、テキストで命令を書く形(記述式)ではなく、「ノードン」と呼ばれる機能群を線で繋いで動作させるビジュアル式になっています。ノードンはロボットや車のキャラであったり、四則演算などの計算であったり、ANDやNOTなどのロジックであったり、コントローラーの操作であったりで、それぞれのノードンの「出力」と「入力」を線で繋ぐようなイメージです。

ゲームプログラミングを学ぶためのレッスンが7つあり、任天堂らしく親切丁寧にレクチャーしながらゲームを完成させていきます。レッスンで学べるのはシンプルなアクションゲームからシューティング、謎解き、レースなどジャンルも多岐にわたります。

私もレッスンで学習しながらドンキーコングっぽいシンプルなアクションゲームを作ってみました。最初は固定画面で全体を映すような感じでしたが、レッスンを進めていくうちにスクロールアクションになり、最後には3Dゲームっぽくカメラをグリグリ回せるような形にまで持って行くことができました。



レッスンを全部終えてみた感想としては、やはり任天堂らしく全体的に親切で分かりやすい作りになっていて、これであれば子供やプログラミング初心者も楽しく学べるのではと思いました。レッスンの中でノードンを生成して線で繋いでいく実演がありますが、そこで詰まってしまった場合でも「お困りのようですね…」とのコメントが出てきて、追加のチュートリアルが開始されたりもします。

一方でそれなりの規模のオリジナルゲームを作り上げるには、記述式のプログラミング同様(場合によってはそれ以上)に根気のいる作業になります。記述式のプログラミングでは命令の組み合わせによって作品を作り上げていく流れですが、はじプロではノードンと線の組み合わせという違いだけで、いずれにしても複雑なゲームでは複雑なプログラミングになり、それに対応したロジックが必要になってくるというのは変わりありません。

あと、タイトルに「プログラミング」とはあるものの、記述式のプログラミングからは「かなり遠い」印象を受けました。ビジュアルプログラミングではScratchも経験したことがありますが、はじプロはScratchよりも記述式プログラミングからさらに遠く感じます。はじプロをきっかけにプログラミングを始めた人が、将来記述式プログラミングに移行できる人がどれだけいるのかは興味のある所です。ちなみにゲーム制作に特化したプログラミング言語でも、プチコンシリーズからプロのプログラマーになったという話はTwitter上でもちらほら見かけます。

個人的にははじプロのレッスンは楽しむことができたのと、ドンキーコングっぽいシンプルアクションゲームも作っていて楽しかったものの、これ以上の規模のゲームを作るとなると気力が持たない感じです。恐らくSNS上でも「こんなのが出来た」と凄い作品がプログラミングの熟練者達からアップされてくると思いますが(既にTwitter上でちらほら見かけます)、私は外から見て楽しむだけにしておきます。





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