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On the Brink: The Inside Story of Fukushima Daiichi

名前: 小川 邦久 リンク: http://kunisan.jp/ 日付: 2015年3月29日

On the Brink: The Inside Story of Fukushima DaiichiFacebookのとあるグループで知り合った、イギリス出身の方が翻訳した本ということで、先月下旬に「On the Brink: The Inside Story of Fukushima Daiichi(英語)」のKindle版を購入しました。原書は「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日」という本で、Amazonのレビューでも高評価となっています。本当は日本語版も併せて購入したかったのですが、Kindle版が出ていなかったので、英語版のみ購入しました。

読み終えるまで1ヶ月ちょっとかかってしまいましたが、福島第一原発で働いていた方々の、行動や感情が詳細にわたって記載されており、大変興味深い内容でした。結果的には「大惨事」ということにはなってしまったものの、現場の方々の甚大な努力があった事で、被害のさらなる拡大が防げたということは間違いありません。現場の方々は命のリスクさえもある中、最大限のことをやってくれていたこと、また、そのような作業をされていた方々皆に家族がいて、「家族の絆」というものも感じる内容でもありました。

事故当時のテレビや新聞やネット上の情報は、原子炉爆発や消防士・自衛隊の活躍や住民の避難生活など比較的マスコミにも取り上げやすいものや、政府や東京電力上層部に対して「一体何をやってきたんだ」という批判的なものばかりでした。しかし、この本を通して「現場で実際に何が起きていたのか」ということがよく理解できました。

原発に関することは感情的な議論になることも多いのですが、この本は客観的かつ中立的な記述で話が進んでいきます。それでも、情報伝達のまずさや、自然災害に対する想定の甘さなど、考え方や対応そのものに明らかな欠陥がある場合には、しっかりと指摘することを忘れてはいません。

ちなみにこの本の英語のレベルですが、TOEIC800点もしくは英検準1級程度は無いと、読み進めるのは結構難しいかも知れません。文法的にはそれほど難しくはないと思いましたが、単語は難しいものがやや多く含まれている印象です。ただ、Kindleには内蔵の辞書があるので、これを使って読み進めれば何とかはなります。英語に興味の無い方には、日本語版をお勧めします。

この本に限らずですが、日本語の本ももっとKindleで出版されてほしいですね。





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