ケニア・サファリのススメ

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ケニア旅行記
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マサイ・マラの動物たち その②

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 2日目は朝7時からゲーム・ドライブ(野生動物を探しながらのドライブ)の予定だったが、ホテルの朝食も7時からで、これでは朝食が取れない。6時すぎにホテルのレストラン前に行ったら従業員が何人かいたので、ダメもとで「7時にホテルを出ないといけないので、早めにレストランを開けてもらえませんか」と言ってみた。そうしたらわざわざ6時半に開けてくれて、朝食を取ることが出来た。やはり言ってみるものだ。

 予定通り7時からゲーム・ドライブ開始。赤道直下のケニアではあるが、ここマサイ・マラは標高1500m以上のところにあり、朝晩はかなり冷え込む。寒いときには気温10℃近くまで下がるという。天井窓から上半身を出すと、風が冷たくて鳥肌が立つ。

 まずはキリンの親子に遭遇。昨日から快調にいろいろな動物に会っている。場合によってはほとんど動物が見れないときもあると聞いていただけに、なかなかラッキーな気分であった。時には悪路を通って動物を探すときもあるため、車やドライバーの質によってもかなりの差が出るようだ。
[ マサイキリンの親子 ]

[ ヌーの群れ ]
 続いてヌーの群れ。ここマサイ・マラの一番の見どころは、数十万頭とも数百万頭とも言われるヌーの大移動。食料の草を求めて、毎年7~8月に南のタンザニアから国境を越えてマサイ・マラに北上し、10月頃にタンザニアに帰る。ということは、ここにいるヌーはその大移動に参加しなかったのか。
「大移動には同じ草食動物のシマウマも一緒に参加する。シマウマは頭のいい動物で、何年前にどこで肉食獣に襲われたなんていうのも覚えている。逆にヌーは頭の悪い動物で、実はシマウマの後を追うようにして移動しているんだ。あの縞模様を目印にして。だからシマウマが近くにいなかったりすると、ヌーも移動を忘れることがあるんだ」
「もしシマウマに縞模様がなかったら、ヌーも生きていけない?」
「そうかもしれない」
 なるほど。自然というのはうまくできている。

 しばらくドライブしていると、ハゲワシの群れが木にとまっているのが見えた。その周りの他の木にもハゲワシが何匹かいる。
 その後、車が草むらに入り込むと、ライオンが何かを食べているのを発見した。食べられてしまったのは、どうやらキリンの子供のようだ。2日ほど前に捕らえられたようで、雨の影響もあってか腐肉の匂いがする。その匂いをかぎつけて、ハゲワシが寄ってきたのだろう。よく見ると周りの木は全てハゲワシがとまっていて、なんだかスタジアムにいるような雰囲気だ。ライオンが食べているのを観客のようにじっと見つめている。

 みんなが写真を撮り終わり、その場を去ってすぐにハイエナを発見した。こちらも匂いを嗅ぎつけてきたのだろう。ライオンの食事が終わり次第、ハゲワシと残り物を争うことになるのだろう。
[ ライオンの食べ残しを待つハゲワシ ]

 その後砂利道をしばらく走っていると、赤いベレー帽をかぶりライフルを片手に持った軍人らしき人が車を止めた。何だろうと思ったが、マイナとにこやかに話をしたかと思うと車に乗り込んできた。とりあえずライフルが暴発しないことを祈った。
 この人はタンザニアとの国境を警備する仕事をしていて、これから向かうヒッポ・プールというカバの休息地の案内役も務めている。ここでは数年前に観光客を狙った強盗が多発しており、そういった事件を防ぐために必ず警備員が付き添って案内することになっているらしい。

[ タンザニアとの国境 ]
 しばらく行くとタンザニア国境の標石があった。ここにはゲートも何にも無く、誰かが足で土に線を引っ張って国境であることを示している。ケニアとタンザニアの関係は悪くはないので、このような管理で十分なのだろう。ケニア北部のエチオピア、ソマリア国境に比べたら、相当な差があると思う。
 せっかくなので車を降りてひょいっと国境を越えてみた。するとニーナとステラが「ビザもないのに国境を越えたので逮捕して!」と冗談まじりに警備員に言った。確かにタンザニアのビザは持っていないし、ケニアの再入国手続きもしていない。「ちょっとの時間なら問題ないことになっている」と言っていたが、何だか結構あいまいである。

 その後10分ほどでヒッポ・プールに到着した。カバが口を大きく開けているところを見たかったのだが、昼前で気温も高いせいもあってか、泥水につかったまま全く上がってこない。残念ながらここでは何頭かが水面から鼻をちょこんと出しているのが見えただけだった。

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