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サーバー管理 - サーバーの種類
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[2009/1/23更新]
パソコンの台数が少ないうちは、ファイルの受け渡しをUSBメモリやメール経由で行うこともあまり苦にならないかもしれません。しかし、ユーザーの数が多くなると、共有するファイルの種類が多くなり、またあるファイルを更新した際に、各ユーザーの閲覧にタイムラグを生じなくさせることが難しくなります。サーバーを利用すると、あるファイルやフォルダを、ネットワークに接続しているユーザー全員で共有することができるようになります。
サーバーにはファイルサーバー、アプリケーションサーバー、プリンタサーバー、データベースサーバー、Webサーバーなどの種類があります。中でも中小企業で使う頻度が一番高いのはファイルサーバーでしょう。ファイルサーバーはExcel、Wordなどのデータファイルや画像ファイルなどを保存・共有するためのサーバーです。ファイルサーバーの中にはWindowsServerのようにOSが組み込まれているものと、簡易的な設定ソフトが入っただけのものがあります。後者のものは「ネットワークHDD」とか「NAS(ネットワーク接続ストレージ)」とも呼ばれていて、比較的低価格で入手可能です。
アプリケーションサーバーは、メールソフトやセキュリティ監視ソフトなど、アプリケーションが導入されたサーバーです。プリンタサーバーはプリンタを共有するためのサーバーです。Webサーバーはホームページやメールアカウントなどを管理するためのサーバーで、インターネットに接続されています。 これらのサーバーはそれぞれ役割が違いますが、小さな会社では1つのサーバーでファイルサーバー、アプリケーションサーバー、プリンタサーバーを兼ねるなど、1台何役もこなしている例が多いと言えます。また、古いパソコンのドライブやプリンタを共有してサーバー代わりに利用しているところもあります(WindowsXP Professionalは最大10ユーザーまで同時アクセス可能です)。逆に大きな会社では、ラックマウント型サーバー、ブレードサーバーなど、サーバー数台を束ねて一まとめにしたものがあります。これはユーザーの増加やソフトウェア、データベースなどのバージョンアップの際に、パーツ毎にバージョンアップしたり、交換することができたりする方が便利だからです。またトラブル時のリスクを分散できるメリットもあります。しかし、小さな会社ではその頻度は大幅に低いことが多いので、1台で運用しても大きな問題がないことが多いと言えます。逆に大企業並みのサーバー運営は、会社の経営を圧迫してしまうほどの高コストになってしまう可能性があります。
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