中小企業のIT管理
中小企業のIT管理 - IT管理の範囲
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[2008/6/12更新]

 いくらITの知識が豊富な人でも、ITに関連すること全てを行うことは不可能です。今はどの仕事でもITと関連しています。誰でもパソコンを使ってExcelなどの表計算ソフトやWordなどの文章作成ソフトは使用しますし、これらのファイルが関係する全てまで「コンピュータ関連」ということでIT管理者が行うには、あまりにも仕事の幅が広すぎます。

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 また、IT管理と一口に言っても、パソコン、周辺機器、ソフトウェア、ライセンス、サーバー、ネットワーク、セキュリティ、Web、モバイル…など、様々な分野に細分化されていて、これら全てを社内だけで完全に網羅することはほぼ不可能です。大きな会社でIT専門の担当者を置く場合にも、全てを社内でこなすわけではなく、ある部分は外注に任せるような形になっている場合がほとんどです。例えばサーバー管理、ネットワーク管理だけは外注にまかせる、などです。

 ただし、逆に全て外注に丸投げというやり方はお勧めできません。こちらの意図したやりかたで設定してもらえない可能性があるばかりか、足元を見られて非常に高い請求(一般的な金額の数倍など)を出される可能性もあります。そのようなことを防ぐためにも、最低でも社内に1人はちゃんとした知識を備えたIT管理者を配置する必要があります。


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