レアアース(希土類)炭酸塩の純度の表記方法レアアース(希土類)の純度の表記方法について解説。※本ページは自己学習のために作成されたもので、内容の正確性や完全性は保証しません。 TREOはTotal Rare Earth Oxidesの略。REO(Rare Earth Oxides)と記載することもある。 例えば炭酸セリウムでTREO55%というのは、炭酸セリウム材料中の55%がレアアース酸化物換算分となる。基本的な考え方としては、酸素のある雰囲気中で高温で熱した場合に、もともとの炭酸セリウムと比較して、大凡55%の重量の酸化セリウムができるイメージ(ただし、この中には酸化鉄や二酸化ケイ素などの、レアアース以外の不揮発性不純物も含まれるため、多少数値がずれる)。水和物の場合の水分子や、炭酸化物の場合の二酸化炭素は、高温で熱することで飛んでしまうが、それで残った分がどれだけあるかというイメージ。 さらにCeO2 98%/TREOと記述がある場合には、「TREOまた全レアアース酸化物の中の酸化セリウム分が98%」という意味で、「材料全体の中に酸化セリウム分が98%」という意味ではないことに注意。 基本的にはレアアース水酸化物、レアアース塩化物などでも、このような純度の表記をする。こちらも酸素のある雰囲気中で高温で熱した場合の酸化物で純度を換算する。
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