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製作: 小川 邦久

8日目 2003年5月3日(土)陽気なタクシーの運転手

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 コルコバード最終日。電気のない生活にも慣れ、夜暗くなると寝て、朝は太陽の光で早起きしてしまう。今日も5時に目が覚めた。
 テントの前にあるピンクの花にハチドリが飛んできて、蜜を吸っている。写真を撮ろうとすると、虫のような羽音をたててあっという間に飛び去っていってしまった。

 朝食の後、帰り支度を整える。7時半に行きと同じボートが砂浜に到着した。今日も乗客はベンと私達の3人だけだ。
 シエルペ川の河口付近は海のうねりが激しく、ボートが縦に横にと大きく揺れた。川に入ってからしばらくしてうねりがなくなり、それから水草が少しずつ出てきた。行きの時とは川の流れが逆になっている。テントキャンプを出てから1時間ほどで前と同じ船着場に到着した。相変わらずここでは水草がたくさん流れている。
 そのままタクシーに乗り込むはずだったが、別の乗客を待つとかで船着場のそばにあるお店で数十分過ごした。しかし、時間になっても来なかったため、結局そのまま空港に向かうことになった。

[ シエルペ川の流れ ]
WMV形式動画(9秒/269kb)


[ 8人乗りの飛行機 ]
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 砂利の滑走路のパルマール・スル空港に着いた。ベンはこれからバスターミナルに行くということで、ここでお別れとなった。タクシーに手を振って見送る。

 飛行機は行きよりも小さい8人乗りで、パイロットは女性だった。最初乗客は2人だけだったが、一旦太平洋沿いの町ケポス(Quepos)で着陸して1人ピックアップした後、再び離陸、パルマール・スルから約1時間かかってサンホセの空港に戻ってきた。

 タラップを降りて荷物を受け取り、すぐに空港の外に停まっていたタクシーに乗り込んだ。
 ふと前を見るとタクシーのメーターが動いていない。運転手の体格もいいし、運転も荒いし「後で高く請求されなければいいけど…」とちょっと不安になった。サンホセの中心部に入ると、前の車に容赦なくクラクションを鳴らす。信号待ちで別のタクシーの横になり、何やら運転手同士大声で話している。しばらくするとラジオのスイッチを入れて、ボリュームを大きくして歌いだした。後ろの席でも相当うるさい。
 そうこうしているうちに、ホテル前の広場に到着した。「9ドルです」と一言。行きがUS$12したので、帰りの方が逆にUS$3安かった。お金を渡すとニコッとして、またクラクションを鳴らしながら陽気に去っていった。心配は無用だった。

 またまたホテルはラ・グラン・ビア。フロントには相変わらずホセがいる。
 昼になりお腹がすいてきたので、また近くのレストラン「チュレリア・マノロス」に行く。サンホセでの行動パターンも少々マンネリになってきつつあるが、サンホセでの滞在はあまり無理をしないようにしている。サンホセで力を入れるよりは、他の場所でパワーを使った方がいいだろう。実際コルコバード滞在の疲れもあって、あまりいろいろと考える気はしなかった。良く言えば、サンホセはそれだけ安心できる町であるということになる。
 米に黒豆を混ぜたものに鶏肉、目玉焼き、バナナを揚げたものが一皿に乗っかった定食、それにパイナップルジュースを注文した。

[ チュレリア・マノロス ]
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[ 動物園のジャガー ]
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 午後は時間が空いていたので、シモン・ボリーバル動物園に行くことにする。コルコバードで見ることの出来なかった、ジャガーやバクをとりあえずこの目で見たかったからだ。ジャガーもバクも日本のどこかの動物園で見たような気もするが、ホームページに写真を載せないといけないという義務感で、とにかく行くことにした。
 ここの動物園はジャガー、バク以外に、ネコを豹がらにしたようなオセロット、カラフルな羽で体長80cmもあるコンゴウインコ、口ばしが非常に大きいオオハシなど、コスタリカならではの動物が飼育されている。
 野生でも見たハナジロハナグマ、ノドジロオマキザルもいたが、やはり動物園のものは明らかに覇気がないし毛づやもあまり良くない。

 動物園の後はまたホテルに戻り、コルコバードで汚れた服をスポーツバッグに詰めて、コインランドリーに向かった。洗濯している間インターネットカフェで時間を過ごし、その後隣にあるファーストフードのピザ屋で、パイナップルジュースを頼んだ。ここには他にマンゴージュース、グアバジュース、メロンジュースなどいろいろあり、新鮮なフルーツをその場で絞って、620mlのグラス一杯475コロン(約143円)とかなり安い。日本のようにたくさん氷を入れているわけでもないので、飲み終わるまでフルーツの味を楽しめる。

[ フルーツジュース ]
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