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やさしくわかる…?相対性理論

名前: 小川 邦久 リンク: http://kunisan.jp/ 日付: 2008年6月27日
高校生の時に相対性理論の入門書を購入して以来、10年以上ぶりに相対性理論の本を買ってみました。タイトルは『やさしくわかる相対性理論』です。イラストを多数掲載していて、相対性理論の入門書としては結構いい出来だと思います。本当に内容を理解できるかどうかは別ですが…。

相対性理論はアインシュタインが提唱した理論で、量子論とならぶ物理の二大理論のうちの一つです。相対性理論には特殊相対性理論と一般相対性理論の2つがありますが、比較的イメージしやすい方の特殊相対性理論で、よく知られている現象にはこんなものがあります。

・光速はどの速度で見ても光速にしか見えない。
・光速に近づくほど時間の進みが遅くなる。
・光速に近づくほど重量が重くなる。
・光速に近づくほど長さが縮む。
・1gの質量は石油20万リットルを燃焼させる場合のエネルギーに等しい。(核燃料や核爆弾に応用されています)

具体的には、例えば地上から光速に近い速度で動いているものの時間は遅く進んで見えるのですが、その光速に近い速度で動いている物体から地上を見ると、地上の時間の方が遅く進んで見えるのです。このあたりは少々理解しづらいところではありますが、「相対性」の名前の通り、運動や時間は全て相対的なものとして考えられています。

これに重力がからんでくる一般相対性理論は、常人ではさらに理解しづらいもので、さらに理論を発展させた宇宙論や「10次元の時空」などは、その世界を想像するには超人的な能力が必要なのではないかと思わせるほどです。

普通に生活する上では何の関係もなさそうな相対性理論ですが、カーナビ技術、原子力発電、先端医療などに応用されているのです。アインシュタイン様さまですね。





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