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SPF、DKIM、DMARCの設定とネームサーバー(DNS)設定のトラブル

名前: 小川 邦久 リンク: https://kunisan.jp 日付: 2024年2月11日
SPF、DKIM、DMARCの設定とネームサーバー(DNS)設定のトラブルSPF、DKIM、DMARCというのは、いわゆる「なりすましメール」の対策のための認証技術になります。最近ではGmailが今年の2月以降、このような認証が行われていないメールが受信されなくなる可能性が出てくるような仕様変更があり、この技術がより一層注目されるようになりました。ここで説明するのも長くなってしまうので(私自身も完全には理解していないこともありますし…)、興味のある方は以下のサイトを参考にしてみてください。

■ 送信ドメイン認証(SPF / DKIM / DMARC)の仕組みと、なりすましメール対策への活用法を徹底解説
https://ent.iij.ad.jp/articles/172/

SPF、DKIM、DMARCの設定はネームサーバー(DNS)のレコードを編集することで行うのですが、kunisan.jpのネームサーバーはホスティングサーバーであるさくらインターネットの方になっていて、当初はこちらの管理画面から設定を進めていました。しかし、私自身ネームサーバーの理解が足りないこともあって、「ドメインレジストラである、お名前.comの方のDNS情報を書き換えないといけないのではないか?」と思い始めて、こちらの方にさくらインターネットの管理画面で作成したSPF、DKIM、DMARCの値をコピペして設定してみました。

設定完了後、お名前.comからメールが届き、「設定を有効にするにはネームサーバーを『XX.dnsv.jp』に変更する必要がある」との内容でした。いまいち意味を理解できなかったのですが、言われるがまま、お名前.comの管理画面からネームサーバーを切り替えてみました。

それから10分位経った後、メールの送受信が一切全くできなくなってしまった上に、kunisan.jpのホームページも全く見られなくなってしまいました。これまた意味がよく分かっていなかったのですが、ネームサーバーを元のさくらインターネット指定の「nsXX.dns.ne.jp」に戻したところ、とりあえずは正常な状態に戻りました。

よくよく調べてみると、お名前.com側のDNS設定がSPF、DKIM、DMARCのみになっており、肝心のIPアドレス「A」、メール「MX」などが設定されておらず、これがネームサーバーを変更した後に、メールやホームページが不通になってしまった原因と理解しました。

その後、お名前.comのDNS設定ページで「A」や「MX」などの値をしっかり入力した上で、ネームサーバーを「XX.dnsv.jp」(お名前.com指定のもの)に変更したところ、今度はメールもホームページもしっかりと利用できる形になっていました。備忘も兼ねて、設定内容をアップしておきます(右画像。クリックすると拡大できます)。

紆余曲折ありましたが、おかげで送信メールの認証技術やネームサーバーについての理解が深まりました。ちなみに、ネームサーバーについては以下のサイトの解説が分かりやすかったです。

■ ネームサーバー(DNSサーバー)とは─わかりやすく解説
https://kinsta.com/jp/knowledgebase/what-is-a-nameserver/

今後は、ホームページはさくらインターネット、メールは別のサービス…のように分けて管理することもできるため、よりWeb構築の柔軟性が増したかなと思っています。





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