フィンランド&エストニア家族旅行日記
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家族旅行日記
製作: 小川 邦久
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5日目 - 2009年8月21日(金曜日) 晴れ
タリン旧市街
エストニア 世界遺産
エストニアは12~13世紀から1991年のソビエトからの独立回復に至るまで、様々な国による占領を経験してきた。タリン旧市街(「タリン歴史地区」とも呼ばれる)には、その中でもドイツ人が権力を握っていた14世紀半ばから16世紀半ばまでに建てられた建物が数多く残っている。北ヨーロッパの中でも、保存状態が良い旧市街の一つとしても知られており、1997年には世界遺産に登録された。

タリン旧市街・トームペアの丘の展望台から見た風景
[ トームペアの丘の展望台から見た風景 ]
タリン旧市街・ふとっちょマルガレータ
[ ふとっちょマルガレータ ]
タリン旧市街・アレクサンドル・ネフスキー聖堂
[ アレクサンドル・ネフスキー聖堂 ]
タリン旧市街・大聖堂(トームキリク)
[ 大聖堂(トームキリク) ]
タリン旧市街・旧市庁舎
[ 旧市庁舎 ]
タリン旧市街・聖ニコラス教会
[ 聖ニコラス教会 ]
タリン旧市街・リュヒケ・ヤルク通り
[ リュヒケ・ヤルク通り ]
タリン旧市街・ラエコヤ広場
[ ラエコヤ広場 ]
タリン旧市街・城壁
[ 城壁 ]
タリン旧市街・中世(?)アーチェリー体験中
[ 中世(?)アーチェリー体験中 ]
今日は朝から旧市街を散策。トームペア(Toompea)をしばらく歩いていると、中世(?)アーチェリーの体験コーナー(有料)があった。以前、宮崎県を旅行中に四半的(しはんまと)を体験したことがあったので、「ここでも」と思い腕試しにやってみることにした。
中世の騎士を想像させるような黄色いマントを着せられ、腕には革製の装着具を付けてもらう。弓も矢も四半的よりは随分と扱いやすく感じた。まずは1本目。慎重に的の中心に狙いを定めて発射。なんと的のほぼど真ん中に突き刺さった。全部で矢は10本あったが、中心部近くに当てたのは結局最初の矢だけだった。しかし、的を外したのは10本中1本のみで、その日のスコアではアメリカ人、エストニア人に次いで第3位になった。ほんの少しではあるが、オリンピックの銅メダル選手の気持ちがわかる気がした。
それから、「き○んしゃトーマス」を名前だけ模倣した感じの、ミニ列車「トーマス」に乗ってみた。旧市庁舎の西側に停留所がある。日本語では同じ「トーマス」だが、つづりは「TOOMAS」で、最初の子音の発音が違う(ちなみに"TOO~"の部分は、エストニア語の場合「トゥー」ではなく「トー」と発音する)。料金は大人70クローン(1クローン=8.63円換算で約604円)、子供30クローン(約259円)。これで約20分、人が小走りする程度のスピードでタリン旧市街を回る。ただ、石畳のでこぼこを吸収するサスペンションが無く、出発した直後から終わりまでずっと激しい揺れだった。乗り物酔いしやすい人は、絶対に乗ってはいけない類のものだ。乗る前には「早く乗りたい!」とワクワクしまくっていた息子も、終わった後の感想は特になかった。
タリン旧市街・機関車TOOMAS
[ 機関車TOOMAS ]
タリン旧市街・石畳に落として壊れたカメラ
[ 石畳に落として壊れたカメラ(T-01Aで撮影) ]
昼食をとった後、再び街を散策。タリン旧市街の北の方にあるヴァイム通り(通称: 幽霊の通り)を通った直後、聖オレフ教会(Oleviste Kirik)の写真を取ろうと思ったら、手を滑らせてカメラを石畳に落としてしまった。レンズの下の部分が思いっきりへこんでしまい、電源を切ってもレンズが引っ込まない。レンズの角度もずれてしまったため、液晶画面の淵に黒い部分が出てしまい、しかも画像がぼやけたままピントが調節できない。
幸いなことに妻もカメラを持参していたが、あいにくSDカードがいっぱいになってしまっており、写真を1枚も取れない状態だった。SDカードのデータをスマートフォン(docomo T-01A)に移行できればまた使えるようになるが、さらに悪いことに日本から持ってくるはずだったカードリーダーを、家に置き忘れてしまったことに気付いた。
仕方がないのでとりあえず旧市街を出て、SDカードを売ってそうな店を探してみることにした。
旧市街の北の方にある駅から、当てもなく東に向かうトラムに乗った。
しばらくすると、ショーウィンドウにパソコンが並べられた個人経営の店を発見。しかしここにはSDHCカード(4GB以上)しか置いておらず、SDカード(2GB以下)は売っていなかった。妻のカメラは少々古いので、SDHCカードには対応していない。
その後、ストックマン(STOCKMANN)というデパートに入ってみた。その4階に電器コーナーがあるのを発見。品揃えは豊富ではなかったが、動画撮影にも対応したSanDisk製2GBのSDカードを売っていた。価格は179クローン(約1,545円)と日本よりも若干高いものの、大した出費ではないのでそのまま購入した。新しいSDカードを妻のカメラに入れたところ、問題なく動作した。これでひと安心。
タリン・ストックマンの電器コーナー
[ ストックマンの電器コーナー ]
電器コーナーの1つ上の階にトイレがあって、そこに行く途中に子供が遊べるスペースがあるのを発見した。滑り台などの遊具や絵本があり、それに日本の戦隊物のビデオが流されていたりする(戦いの場面のみ日本で撮影されたもの)。すぐ隣にカフェもあるので、息子をそこで遊ばせて一休みすることにした。カフェでスマートフォンの無線LAN接続をチェックしたが、デパートのアクセスポイントにそのまま繋がった。もちろん接続は無料。

それにしても、フィンランドやエストニアの無線LAN環境は素晴らしいと思う。デパートだけではなく、駅や空港などの公共施設や観光ポイント、飲食店でも無料で無線LANが使えるところが多く、ヘルシンキではトラムの中に無線LANのアクセスポイントが設置されているものもある。日本の公共無線LANは有料サービスばかりで、特定のユーザー以外はほとんど使えない。海外からの旅行者にとっては、フィンランドやエストニアのように、無料のアクセスポイントが沢山あるのは非常にありがたい。
タリン・警察によるトラム内の切符チェック
[ 警察によるトラム内の切符チェック ]
デパートからゲストハウスに戻るのにトラムに乗ったが、乗り換え駅で降りようとしたところ突然警官がトラム内に入ってきた。乗っていたトラムにはドアが全部で4つあったが、それぞれのドアから1人ずつ、計4人同時に入ってきて、それからドアがすべて閉じられた。警察による切符チェックのようだ。私は朝ちゃんと大人2枚分の72時間券を購入していたので問題なかったが(息子は4歳なので無料)、地元の母子2人が警官と一緒にトラムを降りて、パトカーのそばで色々と聞かれていた。恐らく無賃乗車だろう。ちなみにトラム1回券は13クローン(112円)。72時間券でも100クローン(863円)。それに対し無賃乗車の罰金は600クローン(5,178円)とのこと。ヘルシンキやタリンのトラムは普段検札が全くない代わりに、こういった切符チェックが時たま行われる。いずれの都市でも無賃乗車が見つかった場合の罰金は大きい。


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