サンフランシスコのんびり家族旅行
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2015年8月11日(火曜日) サンフランシスコ到着


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[ 深夜の羽田空港 ]
 羽田空港から8月12日深夜1時発の便でユナイテッド航空に搭乗。現地の前日夕方18時40分に到着する。成田だと深夜の飛行機離着陸はできないので、仕事を終えてからその日のうちに空港に行くということができず、これだけでも現地の滞在時間が半日少なくなってしまい、勿体なく感じてしまう。

 ユナイテッド航空の客室乗務員は、アジア系の航空会社に比べて年齢層が高く見える。体格が良すぎて膝への負担が大きそうな女性もいる。

 機内食は2回ともチキンにした。ただ、ごはんがパサパサでチキンも必要以上に油っこく、正直美味しくなかった。お酒に白ワインを頼んだが、これも美味しくないワイン独特の臭みがプンプンして飲むのがきつかった。

 食事以外はほとんど眠っていたので、10時間近いフライトもあまり長くは感じなかった。

 ほぼ定刻通り、サンフランシスコ国際空港に到着。入国審査では滞在場所について細かく聞かれた。サンフランシスコのホームステイ先の住所に加え、1泊2日のバスツアーで行くヨセミテの滞在場所も聞かれた。その後、左右両手の指紋をスキャン。妻も同様に指紋をスキャン。小学5年の息子は不要だった。

 個人的には20年ぶりのサンフランシスコになる。当時は23歳で、英語の勉強を本格的に始めてから1年ちょっと。バンクーバーで3ヶ月半の語学留学を終えて、日本に帰る便のトランジットで数日間の滞在だった。妻はアメリカ滞在の経験はあるものの初のサンフランシスコで、息子は初のアメリカ大陸上陸。

 今回の旅行はエアビーアンドビー(Airbnb)という一般家庭に宿泊するサービスを初めて使った。3人2部屋で1泊あたり200ドル程度(1ドル=125円換算で25,000円程度)。サンフランシスコ中心部のホテルが1部屋1泊あたり300ドル超(37,500円超)の所ばかりと、非常に高いこともあるが、息子にアメリカの一般家庭での生活を体験させたいというのもあった。

 息子には特に英語の勉強をさせているわけではないが、今回の旅行が、将来的に英語学習のモチベーションとなってくれればという期待もある。やる気が出るのが5年後でも10年後でもその後でも構わないし、まあ結果的に勉強しなかったということでも仕方がない。少なくとも、「英語を使えると世界が広がる」ということを肌で感じてもらえればそれでいい。


[ MUNI 7-Day Visitor Passport ]
 空港内のインフォメーションセンターで、サンフランシスコ市内の交通機関で使える7日間のパス(MUNI 7-Day Visitor Passport)を35ドル x 3人分購入した(4,375円 x 3人分)。残念ながら空港からダウンタウン方面に行くBART(公営の高速鉄道)は含まれていない。ついでに市内の公共交通機関の地図ももらった。地図は大きな画用紙程度のサイズで書かれていて、ストリート名などの細かい所も見やすくなっている。


[ BART ]
 その後、BARTの駅でチケットを買おうと思ったが、券売機の操作が初見では分からなかった。しばらくして、他の人が操作しているのを横目で見ながら、最終的になんとかチケットを購入できた。まずチケットの金額を壁に掛けてある行き先一覧表からチェックして、券売機にチケット購入に必要な分のお金を投入、チケットの枚数を確定させた後に画面上の数字をプラスしたりマイナスしたりしてその金額に合わせるという仕組みになっている。

 そのBARTでホストファミリーのジェレミー(Jeremy)さんの待つGlen Park駅に向かった。日本の羽田空港や成田空港に接続する鉄道とは違い、本数があまりなく、電車が来るまで20分程待った。

 Glen Park駅でジェレミーさんに会う。初対面だが、改札を出る前にこちらが日本人ということですぐに分かったようだ。ジェレミーさんはイギリス出身の(恐らく)40歳前後の男性で、サンフランシスコは7年前から住み始めた。ファッションが少し独特で、男性ながらピンク色や淡い黄色など、パステル調の服やズボンを好んで着ている。ジェレミーさんの家族は、妻と19歳の息子と17歳の娘に生まれたばかりの赤ちゃん(男の子)。うちの滞在期間中は、ジェレミーさんの息子と娘は不在とのこと。ジェレミーさんは、癌の遺伝子のデータをクラウド化して利用できるという、かなりニッチなサービスを提供している会社に務めている。


[ 宿のベッドルーム ]
 ジェレミーさんの自宅に到着した。部屋はリビングルームとベッドルームの2部屋。ベッドはダブルベッドだったが、もう一人分ということでエアベッドを追加してもらった。ジェレミーさんから、「欧米の人は子供と大人の寝室は別にするけど、アジアの人は同じ部屋にする事が多いね」と、その辺りの事情はよく知っているようだった。自主性やプライバシーを大事にするアメリカやヨーロッパでは、「日本では子供が小さい時には、親と一緒の部屋で寝る」という話をすると、「何で別の部屋にしないのか?」と驚かれることが多い。

 部屋ではWi-Fiも利用可能。ボトルの赤ワインやチョコレートも用意してくれた。テレビはあるものの、アンテナのケーブルを接続しておらず、見ることができなかった。私は個人的に海外のテレビ番組やコマーシャルを見るのが好きなので、これは少々残念だった。

 宿は公共交通機関を使ってダウンタウンまで片道40分程度と遠く、1日に観光ポイントを何箇所も回るような人には効率的な場所とは言えない。ただ、うちみたいに短期間に色々と回らない人には問題無い。あと、宿の周りは治安が良く夜も普通に歩ける。サンフランシスコは治安が良くないエリアもあるので、そういった安心感は大きなプラスである。

 部屋でスーツケースの中身を取り出している最中、ジェレミーさんが生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこしてやってきた。まだ名前は決まっていないとのこと。ジェレミーさんはうちの息子に赤ちゃんを抱っこするよう促したが、息子は不安そうにしながら恐る恐る赤ちゃんの下に両手を伸ばした。息子はこういった場面でどう対応したらいいのか困ってしまう方だが、私もその気持はよく分かる。

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