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コンドルは飛んでゆく
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製作: 小川 邦久

2日目 2000年4月29日(土曜日)クスコとコカ茶


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 朝5時半に起床。昨日の昼食の残りのチキンとポテトを平らげ、また一休み。7時半にツアー会社の運転手ロランド(Rolando)がホテルにピックアップに来てくれた。
 空港に到着後、早速チェックイン、空港税US$4を支払ってゲートに向かった。フライトは9時半でまだ一時間以上時間があった。
 ゲートの壁はガラス張りになっており、飛行機の離着陸の様子がよく見える。一機、クスコからのものと思われる飛行機が着陸し、老人が担架で運ばれていた。その後、老夫婦2人がふらついた足取りでタラップを降りてきた。おそらく標高3300mにいきなり上がったことで、高山病にかかってしまったのだろう。多少不安を覚えたが、「あの人たちより若いし、まあなんとかなるだろう」と自分を励ました。

 9時半に予定通り飛行機に乗り、1時間ほどでクスコに到着。標高3300mに一気に上がったとは言うものの、特別空気が薄いとかは感じなかった。でも、やはりリマよりは風が冷たい。
 荷物を取って、空港から出ると誰かに「ミスターオガワ!」と呼ばれた。旅行会社で手配していたドライバーが来ていたのだ。車に乗り込み早速ホテルへ。チェックインを済ませた後、コカ茶のサービスがあった。このコカ茶、コカインの原料であるコカの葉っぱを煎じたもので、多少の不安はあったが、何しろ「高山病にはこれが一番」と言うことであったので、恐る恐る飲んでみた。なんてことは無い、ちょっと変わった味がするだけで、そんなに特別な飲み物ではなかった。


 午後1時半のツアー開始まで時間があったので、ちょっと外を歩いてみた。このクスコにもインターネットカフェが数件あり、とりあえず1通メールを書いて、ホテルの近くのレストランで食事をした。ここでもチキンを注文したのだが、こちらのチキンはサンダルを揚げたような外観で、味もいまいちだった。客のいない店に入ったのがそもそもの間違いだったのかもしれない。
 

 ツアーは、サントドミンゴ教会(Iglesia de Santo Doming)からスタート、この建物はインカ帝国時代には太陽の神殿=コリカンチャ(Qorikancha)と呼ばれる太陽の神殿で、スペイン人の征服により上部が取り壊されて教会を建ててしまった。しかしその後大地震があり、上部の教会はもろくも崩れ落ちてしまったが、下部のインカ時代からの土台はびくともしなかった。「剃刀1枚通さない」と言われる、インカの石材建築だが、確かに石と石の隙間に剃刀を入れるのは不可能なように思える。そんな昔によくそのような技術があったものだ。
[ Qorikancha ]


[ Plaza de Armas ]
 続いてアルマス広場(Plaza de Armas)そばのカテドラル(Catedral)。ペルーの教会では、キリストが血だらけになって十字架に張り付けられた像を多数見ることが出来る。ヨーロッパの教会では見ることの出来ないような、血なまぐさいものだ。リマには首の切断されたキリスト像なども見ることが出来るが、この残酷性は文化の違いで言い表せるものなのだろうか。

 その後は遺跡めぐり。要塞跡サクサイワマン(Sacsayhuamán)とプカプカラ(Puka Pukara)、聖なる泉タンボマチャイ(Tambo Machay)、そして生けにえの祭礼場ケンコー(Qenqo)と回った。タンボマチャイは標高3700m。半日で標高ゼロからこの高度まで上がるとさすがにきつい。ちょっと小走りしただけで息が切れて大変だった。



[ Tambo Machay ]

[ Quenqo ]

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