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安比高原スキー場(高速バス&新幹線の24時間ツアー)

名前: 小川 邦久 リンク: https://kunisan.jp 日付: 2019年1月5日
安比高原スキー場(高速バス&新幹線の24時間ツアー)バブル時代の頃から「行ってみたいスキー場」だった、安比高原スキー場に行ってきました。安比高原と言えば、関東からのパッケージツアーだと基本的に宿泊付きのものしかないのですが、一昨日の夜11時40分池袋発の高速バスに乗って盛岡に行き、そこから鉄道で安比高原に行き、昨日夕方に路線バスで安比高原から盛岡に戻り、それから新幹線で帰るという弾丸ツアーをやってみました(自宅到着は10時40分頃)。ちなみにパッケージツアーではなく、高速バスも新幹線も自分で個別に手配しています。みちのく一人旅です。

高速バスの所要時間は約6時間40分。車内は座席3列、通路2列で席の空間が広々としていて、リクライニングもしっかりできることもあってか、6時間程度睡眠をとることができました。そのため、時間はそれほど感じず、移動による疲れもありませんでした。

実は今回、スキー場以外で色々と問題が発生したのですが、それは一旦置いておいて、まずは安比高原スキー場の素晴らしさについて書いておきます。

やはり事前に聞いていた「日本有数の規模のスキー場」は間違いありません。スキー場としての最大標高差は805mですが、特に今シーズンはザイラーゴンドラ休止のため最大標高差684mということで、これだけを見るとそこまで大きな規模という感じがしません。ただ、安比高原は「良質な大規模スキー場」と言える以下の条件をクリアしています。
・コース幅が広く視界が開けている。
・淀み無い中急斜面が長く続く。
・雪質が良い。
・これを全て満たしたコースが数本ある。
私が今まで行った中でこの条件にかかるのは、本州では他に八方尾根位です。安比高原のコースは、何しろ滑りごたえがあります。

[ セントラルゲレンデ・白樺ゲレンデ ]

[ セカンドゲレンデ・セカンド第1コース上部 ]

輸送のメインとなるのはゴンドラと高速クワッドリフトで、主要3エリア(セントラル、ザイラー、セカンド)では全てボトムからトップまで一気に行けてしまいます。これも滑走感の高さにつながっています。

[ ザイラークワッドから見るザイラーロングコース ]

朝9時から滑り始め、昼食を含めて約5時間半。リフトとゴンドラに計15回乗り、総滑走距離は40km程で思う存分楽しめました。1月上旬ながら天気が良いのもラッキーでした。今回はザイラーゴンドラ休止の他、セントラルゲレンデのオオタカコースが閉鎖されていたり、奥まった所にある西森ゲレンデのリフトが動いていなかったりしましたが、全面オープンであれば相当な規模で、確かに1日だけしかいないのは勿体ないかもしれません。


↑Ski Tracksより。ただし、滑走数など正確ではないです。

 ↑滑走エリア。

主要コース(セカンド第1コース、ザイラーロングコース、ハヤブサコース、白樺ゲレンデ、ヤマバトコース)の動画もアップしておきます。いずれもノンストップで滑走しました。



ベースとなる安比プラザも、レンタル、ロッカー、更衣室、食事、お土産、リフト券販売、インフォメーションセンターなどがまとまっていて、使いやすくできています。一部のスキー場にまだ残っているような、いわゆる「昭和っぽさ」はありませんでした。

安比高原スキー場には大満足でしたが、前述の通りスキー場以外の所で色々と問題が発生しました。今後の自分自身のためにまとめておきます。

1) 池袋-盛岡間の高速バスは、スキー板など長いものは乗せられません。予約後にネットでチェックしてこのことを知ったのですが、これにより現地でのスキーレンタルが必須になってしまいました。5000円程度の余分な出費になります。

2) 1月4日は金曜日で平日のため、盛岡-安比高原スキー場間の路線バス、安比高原駅-スキー場の送迎バスの本数が少なかったです。これも高速バスと新幹線の手配が終わった後まで、休日の時刻表と思い込んでいました。行きの盛岡→安比高原のちょうどいい時間の路線バスが無く、スキー場近隣の安比高原駅まで鉄道で行くことになりました。

3) 安比高原駅からタクシーでスキー場に行くつもりが、無人でタクシーが一切ない駅でした。Google検索でタクシー料金を調べたら1000円ちょっとと出たので「それほど高くない」と安心していたのですが、そもそもネット上のタクシー料金は距離から計算しているだけで、タクシーの有無自体は考慮されていない、ということに気づいたのは安比高原駅に着いてからでした。今回はスキー場の送迎バスがたまたま来てくれていて助かりました。

4) レンタルショップで借りたスキーブーツの右足側が合わず(履いてから5分程は大丈夫なのですが)、親指に痛みやしびれが出てしまい、リフトを降りて滑る前に毎回ブーツを脱いで痛みやしびれを取る必要がありました。ブーツを持参してもしなくてもレンタル料金が数百円しか変わらないので、今回ブーツを持参しなかったのですが、私の右足は少しでも合わない靴だとしびれが出やすいので、このことを考えてブーツを持っていくべきでした。また、レンタルするにしても少し大きめのサイズをお願いするべきでした(26.5cmの代わりに27cmや27.5cmなど)。ちなみにスキー板の方は昨シーズンのモデルで、普段使っている板と同じ長さの165cmということもあってか、違和感はありませんでした。

5) 今シーズンのザイラーゴンドラ休止を後から公式ホームページ上で知りました。安比高原スキー場をより良く知るには、来シーズンの方がベターだったかもしれません。事前に公式ホームページを隈なくチェックしておくべきでした。

6) 帰りの新幹線がUターンラッシュと重なり、遅めの「やまびこ」の3列真ん中かグリーン車しか空いていませんでした。当初スキーの荷物が多くなると思い、グリーン車にしてしまいましたが、その後1)のことを知って荷物が減ったので、3列真ん中にしておいても問題ありませんでした。そもそも、私一人でスケジュールの融通が利くこともあり、正月休みと重ねる必要自体なかったかもしれません。

7) GPS測定でGarmin fenix 5X plusを動作させたため、スマートフォンのSki Tracksを動作させずに滑り始めてしまいました。Garminは1回滑り終わった後に、距離が「0.0km」となっていておかしかったので、一旦終了して再スタートさせたのですが状況は変わらず、今度は時計自体を再起動して測定をスタートしたものの、本来40km程の滑走距離なのに「0.24km」と出ていて、ほとんど動作していない状態でした。Ski TracksはGarminの再起動時にオンにしましたが、こちらを最初から動作させておくべきでした。Garmin fenix 5X plusはスキーでは役立たずのようです…。

話を戻して安比高原は素晴らしいスキー場です。また行く機会があれば、次回は宿泊しつつゆっくり楽しみたい所ですが、北海道のツアーよりも割高になってしまうのが厳しいですね…。





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