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自費出版の費用

名前: 小川 邦久 リンク: http://kunisan.jp/ 日付: 2009年10月14日
先日、もともと自費出版する目的で「英語が本当に苦手な人の英語学習法」の文章を仕上げたことを書きましたが(後日、ホームページでの公開に切り替えました)、実際に自費出版するとしたらいくらになるか想像がつきますでしょうか。

自費出版大手B社の見積もりですが、仮に四六版、96ページ(ページ数はかなり少な目です)、カバー付きで1000部出版し、全国の書店の陳列までお願いした場合で…、206万円という金額が出てきました(一応、売れた場合の増刷は無料ということですが…)。同社の印税は最大で売り上げの8%ということなので、一部1000円で売るとしても、最低でも約2万5千部売らないと元が取れません。いわゆる「ベストセラー」と言われる本が「10万部以上」と言われているので、その25%程度にまで到達しないといけません。素人にとってはほとんど到達不可能な数字になっています。

さらに「電子出版システム」のお誘いもありましたが、こちらの登録料は39.9万円。電子出版の方は印税率が60%とかなり高めですが、やはり1000円で売った場合に最低でも665部販売しないと元が取れません。この電子出版システムのホームページですが、「1ヶ月で約8万アクセス」ということが書かれていました。しかし、私個人のKUNISAN.JPドメイン傘下のページでも、1ヶ月で合計15万アクセス(UV)あります(PVということなら、1ヶ月で軽く50万アクセスを超えます)。そういうこともあって、「こんなのには1万円だって払えない」と思ってしまいました。

基本的に自費出版のシステムは、「1部も売れなくても、出版社がもうかる」仕組みになっているので、上記のような金額が出ても仕方ないのかも知れません。ただ、金額が金額なだけに、契約後にトラブルになることも多いらしく、上記のB社はネット上でもかなり評判が悪いようです(ただ中には「それはB社ではなく、あなたが悪いのでは?」という書き込みもありますが…)。

自費出版の会社は他にも何社かあって、一番安いところは同じような条件で50万円程度でした。ただ、カバーデザインの質や、販売チャンネルがどれだけしっかりしているのか、書店での陳列をどうするのかなど、表に出てこないところでどれだけの差がでるのかは、やってみないと分かりません。

まあ、仮に「50万円」だとしても私には高すぎました。そのため自費出版はあきらめて、ホームページとして文章をアップし、WEB広告を掲載してこちらで収入を得ることに切り替えたというわけです。費用については、普段使っているWEBサーバーにアップするだけなのでタダみたいなものです。収入については、公開から約2週間で、本が数部(1ケタ)売れた時の印税と同じくらいになりました。ただ、「費用分の元を取るための2万5千部販売」が無いだけ、こちらの方が随分と気が楽ではあります。





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