株取引初心者の日記調メモ2003~2004 - 東京ガス、大阪ガス、日本マクドナルド、コナミ、メルコホールディングス、吉野家株価が大幅に落ち込んだ2003年に株取引を始めましたが、我ながらあまりうまくありません。儲けのチャンスだったのに儲かりませんでした。今でも売り買いが下手で(心理戦にめっぽう弱いです)、塩漬け状態になっています。まあ、初心者ならではのコメントをお楽しみください。【広告】株式取引口座開設(資料請求) 2003/8/20 東京ガスと大阪ガスを購入する。ガス会社系の株は債権的な要素が強く、株式全体が値上がりすると、それを売って別の株を購入するような傾向にある。そのため、日経平均株価が上昇するときは、ガス会社系の株を売って別の株に切り替える人が増えるため一時的にガス会社の株価が下がる。日経平均株価が落ち着くと、ガス会社の株も遅れて上がり始める。 2003/9/18 1週間ぐらい前から、ガス会社系の株の値上がりしはじめた(1週で5%以上)。ガス会社関連株を安定株として所有している人が、別の株を購入するために 売却をする分が出きると、やはり遅れて上がっていくということがわかった。 2003/9/19 じわじわと値を上げたガス会社系の株だが、本日の午後3時ちょうどに、東京ガス、大阪ガス共、4円ほど突然下げて、80万~100万株ほどの取引があった。恐らく大口の投資家が、少量の株を少しずつ値を上げながら購入し、ある程度上がったところで、一気に売り払ったのだろう。その時点の価格より4円下げて指値で売れば、100万株ぐらいは売れるだろう。 2003/9/21 株価は数日程度の短期では会社の実力よりも、投資家の「ムード」に左右されることが多い。しかし、長期的(数年)のスパンで見れば、やはり会社の実力に影響されると言えるだろう。(現在のところ、希望的観測) 2003/9/25 先日、日本マクドナルドホールディングスの株を購入。マクドナルドが人員削減を発表したとたん、2日で1900->2100に値が上がった。効果が出るのは2004年12月決算と言われているが、やはり株価はちょっとした情報で 動く。結果が伴わないうちに、予想だけで動いてしまうから怖い。 2003/9/25 吉野家の株を購入。 2003/10/22 日経平均株価は最低の5月の7000円台から、11000円に回復したが、購入した東京ガス大阪ガス、吉野家、マクドナルドはこの数字に連動していない。顕著に上がったのが材料系の会社(新日鉄など)で、これにあわせて銀行や証券会社の株が上がっているUFJは150円から500円以上に、みずほも80円から300円以上にあがったりした。UFJつばさも250円から500円以上になった。 2003/11/27 コナミスポーツを100株購入。成り行きで購入したら、本当に成り行きのまま買ってしまったようだ。1722円で約定の直後に10円落っこちた。やはり今後は指値で購入する。 2003/11/27 コナミSTUDIOを50株(単元)購入してHPを見たところ、100株から株主優待として、ソフト1本がもらえるとのこと。あわててもう50株追加購入。しかし、手数料の2100円分は損してしまった。今後は株購入前に株主優待も忘れずにチェック。→手数料は1日のうちだったので、合計¥2100だった。 2003/12/11 メルコホールディングスを購入。 2003/12/16 配当:2008年3月末日まで税率10%(国税7%、地方3%)、それ以降は20%(国税15%、地方5%) 譲渡益:2007年12月末日まで税率10%(所得税7%、住民税3%)、それ以降は20%(所得税15%、住民税5%) →住民税分は申告が必要なので注意。 また、UFJつばさの売却時には、一時的に売却額の約93%分が表示されるが、翌日には修正されるので注意。 2003/12/16 フセインがつかまったことで翌日日本では株価が上昇(+300円)。しかし、アメリカでは午前中上昇したものの、午後には逆に下がってしまった。双子の赤字(国内&貿易)などの財務状況を懸念したことが影響したらしい。アメリカの方が日本よりも株価の動きが実質に沿っていると言えるか?ただ、日本の株価はアメリカの動きにつられる傾向があるので、実際には優良な株もアメリカの動き一つで下がってしまうことも。もちろんその逆もあるだろう。ちなみにアメリカの株価が下がったことを受けて、フセインの翌々日は日本でも株価が下がった。 2003/12/22 アメリカでBSE発見。吉野家の牛肉は99%アメリカから購入ということもあり大きく影響を受けるのは必須で、株価¥170、000→¥150、000まで一日で暴落した。報道で「売り上げに影響」とあったが、吉野家に出向いたところ、客数に大きな変動は無い模様。ただし、米国からの輸入停止がどれだけ続くのか、輸入停止が長引いた場合の仕入先は確保できるのか、その場合の仕入価格と牛丼価格はどうするのか、まだ先が見えてこないことが多く。この下げは納得と言えるだろうか。 牛肉在庫あと1ヶ月とのことだが…。 2003/12/30 アメリカのお偉いさんが日本に来て、「牛肉を買ってもらいたい」との発言。もちろん日本政府は「綿密な調査結果が先」とあたりまえのコメントで返した。アメリカが安全を蔑ろにして利益優先の製作を取っている間は輸入停止が続くのは確実。 吉野家大丈夫か?これによる豪州牛肉の急騰で、マックも大丈夫か? これを機にファーストフード産業の超低価格状況が一変して、市場も受け入れれば利益は確保できるが、そんなにうまくはいかないか? →今年の株式取引は本日午前で終了。その直後、特盛の販売中止、24時間営業中止店舗の拡大、焼き鳥丼などの新メニューを発表。たぶん1月5日に株価がもう 一段下がるのでは…(本日終値:¥156,000)? 2004/1/5 吉野家の株を売却することに決定。理由は①アメリカの検査体制が全く整わず、輸入回復まで相当な時間がかかると見込まれること②牛丼に変わる新メニュー投入によるコスト高と売り上げに対する大きな不安。短期的には売れるかも知れないが長期的に売り上げが続くかはかなり疑問③これらのことが経営に深刻なダメージを与えることは確実。吉野家株買戻しの大前提として、アメリカの検査体制が整い、牛肉の安全性が確保されなければならない。安全性なしに輸入再開は日本国民が許さないだろう。吉野家によると、牛丼につかうヒレ肉は絶対安全とのことだが…。 2004/1/6 吉野家145000円で売却(30000円のマイナス)。今後株価のさらなる下落考えられる悪材料は以下の通り。 1)牛肉輸入ストップによる牛丼販売中止が決まったとき 2)12日から発売の新メニューの売上が芳しくないとき 3)店舗閉鎖などの決定があったとき など。状況が好転する材料は以下の通り。 A)牛肉の輸入再開が決定したとき B)プレミア和牛丼など、発想を転換した商品が出たとき (やはり『牛丼』でなくてはならない) など。A)かB)が決定し、株価が売却価格を下回っているようであれば、再購入を検討する。 2004/1/7 BSEの牛はカナダ産と断定されて、株価が一気に上昇。恐らく米国産の牛肉は早めに入ってくるのでは?昨日の時点ではこのようになるとは全く予想がつかなかったので、今から後悔してもしかたないが、それにしても今回の件は、本当にタイミング最悪だった。本日終値155000円。日本から翌日調査団が訪米してこの件の協議をする らしいが、米国内にどの程度カナダ産の牛がいて、どこにいるかまで完全に把握していないようだと、全面解禁は難しいだろう。ニュースを聞いた限りだと、管理がずさんなことはわかっているので、日本政府が賢明ならすぐに輸入解禁ということはないだろう。米国の牛肉輸出第二位のメキシコは、輸入解禁を検討しはじめたが、実際に再開するまでは最低数ヶ月かかるとのことだった。このような不安定な状況では、まだ株を買い戻すことはできない。 2004/1/14 今後の株の売買(なじみの深い会社のみリストアップ) ただし、今は全体的に株価が高い状態なので、しばらく「買い」は行わず様子を見ることとする。 <売り> マクドナルド:(売らない) 東京ガス:(安定株。売らない) メルコ:3100円以上 ※上記3点は株価が戻った場合に、追加買いも検討 大阪ガス:303円以上 ※290円を割った場合には買いも検討 コナミSTUDIO:990円以上 <買い> JR東日本:49万円以下 西武:(有利子負債多い。買えない) 東電:2270円以下 JALシス:280円以下 ソニー:(配当に対し株価高すぎ。買えない) 東芝:(社内雰囲気悪。買えない) 富士通:620円以下(負債解消へ。HD、スキャナ、モニタ、それから化合物半導体など魅力的な商品多い) 石川島:140円以下2000株(赤字は出しているが、有利子負債少なく負債の増加もない) UFJつ:(様子見) UFJホ:(様子見) <買戻し> 吉野家:牛肉輸入制限解除決定後、¥155,000以下 コナミスポーツ:(よく知らないので買わない) 2004/1/16 購入時の必須条件 1)馴染み深い会社であること。 2)ガス、電力、鉄道などの公共関連の場合、「1株あたりの当期利益(単独)/株価(=益回り)」が4%を上回っていること。 3)その他の株は、益回りが4%以上であるか、将来4%以上になることが見込めること。 ※なお、長期金利が高い場合には、益回りもその分高めに、長期金利が低い場合は益回りもその分低めに設定する。2004年1月は4%ということ。 4)大きい企業の場合、流動負債/資産合計(連結)が50%以下(40%以下ならなお良し)であること。 5)小さい企業の場合、流動負債/資産合計(連結)が30%以下であること。 6)配当利回り(1株配当/株価)が、1.5%以上。 2004/1/21 メルコ →2004年中に無線LANを不正に傍受した場合の罰則を加える予定との報道。これで無線LANの導入を推進する目的があるらしい。そうなるとメルコの売上もさらにUP。今 日は株価への影響はないが、ボディブローのように後から来るのは間違いない。数ヶ月単位で待ってみて(市場心理で一時的に下がるかも知れないが)、大きく上がるタイミングで100株分を売却する。 2004/1/28 コナミを購入。 2004/2/10 メルコ 450万株新規売り出しで株価が3200円台から一気に3000円を割る展開に。このような場合には、通常、時間が経てば、株価も元に戻るというが・・・。 2004/2/10 コナミ 3/4半期決算発表前に2985円で購入。決算発表は「過去最高の売り上げ、利益」だったがその後株価は続落、2600円台まで下げた。 過去最高の売り上げにも関わらず、「もっと売りあがっていると思っていた」人が多く、売りが先行したという意見もあったが、実際には「過去最高の成績」が出ることを見込んで、事前に株を購入して、「最高益」という決算発表が出れば、株価も上がるので売却できる、と思った人が多数いたためにこうなったと思われる。世間によく知られた株を購入する場合には、このような希望的観測ムードを見逃してはならない。株価の短期的な動きは、本当に心理ゲームそのものだ。 2004/7/29 コナミ 第一四半期の利益97%減の報道で、株価がさらに下がる。(2400円台) メルコ 株価下げまくって、ようやく下げ止まりか(2400円台)。株価変動の大きな要素もないのに、日経平均株価の上下や「ムード」で株価が上下してしまっている。配当が少ない銘柄は、特にこの傾向が多いのかも知れない。 ※後から買い足した2点が大幅下落。この2点だけで時価評価で20万円の損。半年程度の期間での株価の動きが全然読めていない。ただし、どこの会社も健全経営でつぶれるようなことはないはずなので、あわてて売却するようなことは無い。 ※逆に「吉野家」「コナミスポーツ」は売却直後に大幅上昇。市場心理を読みきれていない。 2004/10/10 メルコ 猛暑の影響で家電が売れた分、パソコンの売り上げが下がってしまい、そのため周辺機器の売り上げも下がる結果になってしまった。半期利益60億の目標が40億になってしまったことに市場が嫌気。1810円まで下がってしまった。配当の出ない株は安定しないことが身をもってわかった。
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