ナンセンスな物語(27)-真夜中のビッグマック 真夜中に突然ビッグマックが食べたくなった。近所のマクドナルドが最近24時間営業になったということを聞いたので、早速散歩がてらに行ってみることにした。 マクドナルドに到着して驚いた。なんと深夜はドライブスルーのみの営業なのだ。私にはドライブスルーを徒歩で注文する勇気など毛頭ない。しかし、真夜中のビッグマックというのは、私の中であきらめきれない現実的な目標の一つとなっていた。 夜が明けて、私はレンタカー屋に向かった。そう、車を借りるためだ。私は深夜まで自宅でパリ郊外のカフェのような時間を過ごし、深夜になってから車でマクドナルドに向かった。 そして、真夜中のビッグマックをついに手に入れた。車の中で、口いっぱいに頬張った。私はよく、目標を達成するためなら手段を選ばない男だと言われる。 |