大腸がん(直腸がん)の診断・手術経過 - 71歳で比較的早期発見

大腸がん(直腸がん)の発見、診断、手術などの経過を説明します。実例です。



2014年5月下旬
トイレで下血が見つかる。近くの病院に行き、内視鏡検査を行ったところ、肛門の近くの大腸(直腸)内にポリープ(1.5cmほど)が見つかる。ポリープの一部の組織にがんのような変形が見つかる。組織を取って検査へ。

2014年6月中旬
組織検査の結果、がんであることが確定。ただし、下血はがんからのものではなく、痔によるものと思われる。この段階で内視鏡検査で発見できた事は「不幸中の幸い」とのこと。医師に紹介状を書いてもらい別の大きな病院に行くことに。

2014年6月20日
大きな病院でPET検査、CT検査、内視鏡検査を行う。転移は確認されず。検査は内科で行われた。

2014年6月28日
続いて外科による診断。以下の説明。
・良性のポリープから10年以上かけて悪性化(がん化)した。
・あと1~2年見つからなかったら危なかった。
・粘膜下層まで行っており、早期よりは少し進んでいる。
・肛門に近いが、人工肛門はぎりぎり不要と思われる。
・開腹手術ではなく、腹腔鏡手術になるものと思われる。
・縫い合わせは機械で行う。
・手術後に小腸の出口に仮の人工肛門を付ける可能性がある(ずっと付けるわけではない)。この場合には、最初の手術から1ヶ月後に人工肛門を外す手術が必要になる。

2014年7月4日
改めて外科による内視鏡検査とX線検査。内視鏡検査でがんの部分に墨汁を入れる。腹腔鏡手術でどこにがんがあるかわかるように。
なお、検査の前日(7月3日)は検査食と呼ばれるものを食べた(具の無いうどんやパンはOKとの指示)。7月4日の検査当日の朝は下剤(溶液状のもの)を飲んで、腸を空にした。

2014年7月5日
診断結果。
・思ったよりも少し進んでいた。大腸に空気を入れたら、がんがある所だけ膨らまないような感じになっている。
・手術は腹腔鏡手術で決定。出血は20cc程度で輸血は不要。
・人工肛門は不要。
・直腸を20cm程度切る。
・抗癌剤は恐らく不要。
・入院期間は10日程度。
・一週間は点滴が必要。

2014年7月12日
入院日。

2014年7月14日
手術日。朝9時に開始。午後1時半頃終了(麻酔が覚める)。
直腸の一部を切り取り、周りのリンパ腺も取った。リンパ節の検査を行い、その結果は2~3週間後に出る。恐らくリンパ節への転移は無く、抗癌剤も必要無いものと思われる。

2014年7月15日
歩行開始。歩いた方が血流がよくなり、傷口の回復も早くなるので。

2014年7月19日
手術後に肛門に入っていた栓が取れる。
スポーツドリンク等の摂取が可能に。

2014年7月21日
体に付いていた管が全て取れる。点滴も無くなる
流動食が取れるようになり、数日かけて段々と固めの食事にしていく。

2014年7月24日
退院。

2014年8月9日
検査の結果、リンパ節への転移は認められず。
最終的な診断はステージ2の直腸がん。


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