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コンドルは飛んでゆく
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演奏
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中止
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製作:
小川 邦久
ペルーの基本情報
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基礎データ
地理・気候
日本からのアクセス方法
ペルー国内の移動手段
宿泊施設
食事
チップ
治安
病気と予防法
基礎データ(2002年3月現在)
国名
:
首都
:
リマ Lima
元首
:
アレハンドロ・トレド大統領 Alejandro Toledo
総面積
:
128.5万km
2
人口
:
約2,500万人
住民
:
インディヘナ45%、メスティソ(混血)37%、ヨーロッパ系15%、その他3%
公用語
:
スペイン語、ケチュア語
宗教
:
ローマカトリック95%
電圧
:
220ボルト、60ヘルツ
時差
:
日本より14時間遅れ
通貨
:
ソル(略号: s/.) s/.1=約34円 US$の通用度も高い
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地理・気候
ペルー共和国は南米大陸西部、赤道のすぐ南に位置し、周りはエクアドル、コロンビア、ブラジル、ボリビア、チリに囲まれている。国土は南北約1700km、東西約1200kmで総面積128.5万km
2
。首都のリマは太平洋の海岸沿いに位置し、南北はエクアドル、チリの国境からほぼ同じ距離にある。
気候は赤道に近いイキトス(Iquitos)のようなところでは熱帯雨林気候であるが、南極から北上するフンボルト海流や、標高5000mを超えるアンデス山脈などの影響があり、場所により気候が大きく異なる。
太平洋沿いの海岸地帯はほとんど雨が降らず、年間の平均気温は20℃前後。ナスカ(Nazca)などでは一年に一度雨が降るか降らないか程度である。
クスコ(Cusco)やプーノ(Puno)などの山岳地帯では標高が2500~4000mとなり、昼夜の気温差が激しい。5~8月の冬の夜は氷点下まで気温が下がる。
月
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
リマ
最高
30.2
30.8
30.2
28.6
26.4
23.6
22.5
22.0
22.5
24.2
25.3
27.5
最低
16.5
17.0
17.0
15.4
13.2
12.1
11.0
12.1
12.1
13.2
13.2
14.8
クスコ
最高
24.2
24.2
24.2
24.7
23.6
23.1
23.1
24.2
24.7
25.3
25.8
24.7
最低
3.8
3.8
2.7
0.5
-1.6
-2.2
-4.9
-2.2
1.1
2.2
2.2
3.3
[ リマ・クスコ月別平均気温表(℃)]
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日本からのアクセス方法
日本からペルーへの直行便はないので、アメリカを経由して入国することになる。コンチネンタル航空はヒューストンまたはニューアークス経由、アメリカン航空はマイアミまたはダラス経由、デルタ航空はアトランタ経由で首都リマに飛んでいる。どの便もリマ到着は深夜か早朝になる。
格安航空券の場合、5月下旬、11月などのオフピーク時は、東京-リマ間を往復10万円を切る価格で行ける場合がある。これに対してゴールデンウィーク、お盆、年末などのピーク期では、最低でも往復20万円はする。
ツアー検索、航空券手配は、わかりやすく検索できる
Yahoo!トラベル
がお勧め。
Yahoo!トラベル
URL:
http://travel.yahoo.co.jp/
ペルー入国は観光目的で滞在が90日以内の場合はビザ不要。それ以外の場合はビザが必要になるので、事前に大使館にビザを申請する。
ペルー共和国大使館・領事館
〒150-0011 東京都渋谷区東4-4-27
TEL: 03-3406-4243(大使館)、 03-5793-4444(領事館)
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ペルー国内の移動手段
[ LAN PERU ]
<飛行機>
ペルー国内の航空会社はアエロコンティネンテ(Aero Continente)、タンス(Tans)、ランペルー(LAN PERU)、タカペルー 、アエロコンドル(Aero Condor)などがある。国内線の利用には空港税US$4が必要となる。
リマからはアレキパ(Arequipa)まで80分、クスコ(Cusco)まで60分、イキトス(Iquitos)まで90分のフライト。ペルーではフライトスケジュールが頻繁に変わるため、搭乗日前に必ずリコンファームをするよう心がけたい。
<長距離バス>
鉄道のあまり発達していないペルーでは、都市間の移動は主に長距離バスを利用する。主なバス会社はオルメーニョ 、クルスデルスル(Crus del sur)などがある。
料金は同じ都市間でもバスのグレードにより異なるが、乗り心地のよさと盗難に対しての安全性を考えると、できるだけデラックスバスを利用したい。デラックスとは言えども料金は片道7時間の道のりでUS$18程度なので、それほど大きな出費にはならない。
リマからはナスカ(Nazca)まで7時間、アレキパ(Arequipa)まで17時間、クスコ(Cusco)まで32時間かかる。
<鉄道>
ペルー国内は鉄道があまり発達しておらず、2000年5月現在乗客を乗せて運行している鉄道は次の2路線のみ。
クスコ(Cusco)~アグアスカリエンテス/マチュピチュ(Aguas Calientes/Machu Picchu)
クスコ(Cusco)~プーノ(Puno)~アレキパ(Arequipa)
どちらも観光用の列車があり、時間があれば一度は乗ってみたい。
<タクシー>
ペルーにはメーター制のタクシーが存在しないため、料金は事前に交渉することになる。ぼったくり防止用に、お釣りのいらないよう細かいお金を必ず用意しておく。
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宿泊施設
ペルーのホテルは5つの星でランクされる。5つ星ホテルは部屋が広くて設備も整っているが、一泊US$200以上するところばかりで、これではコストが相当かかってしまう。安全を考えつつ、経済的かつ部屋にトイレ、シャワーなどの設備ある3つ星クラスのホテルを選ぶとすると、リマの場合朝食付きで一泊US$50-80ぐらいになる。ただし3つ星クラスのホテルは、従業員が英語を喋れないところが多く、スペイン語が話せない場合には対応が難しいので、不安な人は事前に電話などで確認を取るといい。ちなみにクスコ、マチュピチュなどの観光地では、安ホテルでも英語の通用度は高い。2つ星、1つ星クラスは、シャワー、トイレが共同の場合があるが、眠れればそれでいいという人には、もちろん問題はない。
なお、ホテル周辺の治安は星の数とは無関係なので、これについては別途調べる必要がある。
以下のホームページで、ペルー各地のホテル情報を調べられる。
Peru Hotels(英語)
URL:
http://www.peru-hotels.com/genlmap.htm
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食事
ペルーでは多種多様な魚介類、野菜、果物が取れ、日本人の口に合うものも多い。東南アジアの激辛料理のような刺激の強い味付けはなく、結構すんなりと受け入れられるだろう。
生水は絶対に飲んではいけない。かなり高い確率で下痢を起こしてしまう。安いレストランなどでは、生野菜を水道水で洗い、そのまま客に出してしまうこともあるので、野菜にしてもできるだけ火を通したものを食べるようにしたい。
ペルーならではの名物料理、珍メニュー(?)をいくつか紹介しよう。
パパ・ア・ラ・ウアンカイーナ
少々厚めにスライスしたポテトに黄色っぽいクリームソースをかけたもの。シンプルな味ではあるが、ペルー全土で人気のあるメニュー。
セビチェ(Cebiche)
白身魚、イカ、タコ、エビに玉ねぎ、サツマイモを加え、ドレッシングやレモン汁、香辛料などであえたもの。一皿に山盛りになって出てくる。
トゥルーチャ・アル・アホ(Trucha al ajo)
マスを開いたものを揚げて、ガーリックソースをかけたもの。普通はポテトやライスと一緒に出てくる。クスコ、マチュピチュでは定番。
エンコカード・デ・マリスコス(Encocado de mariscos)
シーフードのココナツミルクあえ。ココナッツの殻に入って出てくることもある。
アンティクーチョス・デ・コラソン
牛の心臓を串刺しにしてグリルしたもの。心臓ならではの歯ごたえ。
ピカロネス(Picarones)
揚げパンにシロップをかけたものだが、独特のあっさりとした甘さがあり、デザートとして人気がある。
アロス・コン・レチェ(Arroz con leche)
もち米のような粘り気のある米にミルクをかけたデザート。米が主食の日本人には受け入れがたいものがあるが、「米である」ということを忘れれば、結構いける(?)。
ピスコ(Pisco)
ぶどうから作られた蒸留酒で透明。レモン汁に砂糖を加えたピスコサワー(Pisco sour)がメニューに載っていることが多い。
インカコーラ(Inca Kola)
ペルーの国民的ソフトドリンクと言われ、あのマクドナルドのセットメニューからも選べる。「コーラ」と名が付いているものの、色は黄色で味もコカコーラやペプシからは程遠い。少々薬っぽい。
[ Inca Kola ]
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チップ
北米、ヨーロッパ同様、ペルーにもチップの習慣がある。レストランやタクシーなどで、料金の約10%分を支払うのが普通。
レストランの場合には料金+チップをテーブルの上に置いて店を出る。お釣りがある場合にはウェイターに料金を支払った後、チップをテーブルの上に置いて店を出るか、チップを直接ウェイターに手渡しする。ただし、料金にサービス料が含まれている場合には、チップを支払う必要はない。また「この店サービス悪いな」と思ったら、絶対にチップを渡さない。こうすれば店の方もサービスが悪かったことを自覚する。
タクシーは乗る前に必ず小銭を用意しておく。まず料金交渉をした後タクシーに乗り込み、降りるときに運賃の約10%分を支払う。小銭がなく大きいお金しかない場合には、運転手が適当な理由をつけて運賃+チップ以上のお金を取られてしまう可能性がある。
またガイドツアーに参加する場合も、ツアー終了時にUS$1程度のチップをあげてもいい。「ためになった」ことに対する感謝の気持ちだ。もちろんこの場合も「満足できなかった」と感じたら、チップを渡す必要はない。
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治安
記憶に新しいリマの日本大使館テロリスト占拠事件など、ペルーというと危ない国であるというイメージが付きまとう。残念ながら今でも安全な国であるとは言えないが、ここ数年でかなり改善されたようだ。
首都のリマでは昼間は50~100m間隔で警察(または観光警察)が立っており、また銀行には拳銃を持ったガードマンが入り口のところだけでも2~3人立っている。人通りの多いところを歩いている分には、強盗やニセ警官(警官だと偽って所持品をチェックするふりをして、パスポートや現金を騙し取る)の被害に遭う確率は非常に少ないだろう。
観光地のクスコ、マチュピチュでは、リマに比べ比較的安全だ。クスコでは日が落ちてからも人通りが多く、レストランに外食に行くことについても全く問題ない。ただし、少しでも大通りを外れると、人通りは極端に少なくなる。このような場所は集団強盗にあう可能性があるので、出来るだけ行かない方がいい。
金目のものを身に付けていると犯罪に遭う可能性は高くなる。人通りのない所で集団で襲われたりしたら、現金、時計、パスポート等、全て取られてしまう。
人通りが多くても、駅周辺、観光名所などはスリ、ドロボウの被害が多発している。このような場所に行く場合には、所持品には常に目を光らせるようにする。ただし基本は貴重品は持ち歩かないこと。パスポートはホテルのセーフティボックスに入れ、写真のあるページをコピーしたものを持つ。また、お金も必要最小限な分しか持ち歩かない。
日本の場合、田舎に行くと犯罪が少なくなるのが普通だが、ペルーではジャングルの山の中に麻薬の密売組織やテロリストの本拠地があったりするなど、かえって危険な場合がある。地元の知り合いがいない限り、ガイドブックに載っていないようなところを訪れるのはやめておいた方が賢明だ。
ペルーは日本に比べたら安全とは言えないかもしれないが、ちゃんと事前に現地情報を仕入れて、現地で自己管理をしっかりやってさえいれば、犯罪に会う可能性はほとんどなくなる。適切な行動を取り、犯罪におびえることなく、ペルー観光を思う存分楽しむようにしたい。
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病気と予防法
ペルーを旅行した人がまず悩まされるのが下痢。注意していても旅行中一度や二度は経験する人が多い。
クスコなど、標高3000mを超えるような場所に行く場合、高山病にかかる可能性がある。毎年数人の旅行者が重度の高山病にかかり、ひどい場合には死に至るケースもある。そのほとんどが高血圧を伴った高齢者であるらしい。
ペルーの一部は熱帯雨林のジャングルで、そのため蚊を媒体にした病気がある。アフリカのように必ず予防接種を受けなければいけないということは無いが、ジャングルなどに行く予定のある人は、万が一のことを考えて事前に予防接種を受けることをお勧めする。
下痢
生水を飲んだ場合に起こすことが多いが、食器や野菜を洗う際にも水道水を使うことが多く、ふき取りがたらずに下痢の原因になることも。正直な話、ペルー旅行中に下痢を100%予防するのはかなり困難である。下痢になってしまった場合には、「下痢止め」は飲まず、お茶やミネラルウォーターなど、水分をどんどん取って、胃、腸の中身を清浄にする。体に不適切なものがあるから下痢を起こすわけで、「下痢止め」を飲んでしまうと、その不適切なものが体から出なくなってしまう可能性があり、症状を長引かせてしまうこともある。
血便が出るような場合には、赤痢の可能性があるので、速やかに医者にかかるようにする。
高山病
標高ゼロメートルのリマから、飛行機で1時間で標高3300mのクスコに行くと、半数近くの人が頭痛やめまいなど、軽い高山病にかかる。現地でコカの葉っぱを煎じたコカ茶が出されるが、これは高山病に効くと言われている。高地に短時間で到着した場合には、初日は無理をせず、余裕のあるスケジュールで行動するようにする。酸素ボンベのサービスがあるホテルもあるので、これを使用するなどして回復も可能だ。症状が重い場合には、速やかに標高の低い場所に戻らないと命に関わることもあるので、無理をせずにホテルのフロントなどにその旨を伝えた方が賢明。
黄熱病
蚊によって感染し、高熱、黄疸が出て死に至る病気。野口英世氏によって予防ワクチンが開発されたことが有名だが、日本では指定の検疫所で接種することが出来る。検疫所によっては週に1度のみとか予約が必要な場合があるので、旅行が決まった時点で近くの検疫所に問い合わせるようにする。一度接種すると10年間効力がある。ただしジャングルに行く予定の無い人は、特に接種の必要は無い。
現地では防虫スプレーを使用するなどして、蚊に刺されないようにして予防する。
マラリア
病原体であるマラリア原虫が、蚊によって媒体、感染する。マラリアには4種類あり、一番危険な熱帯性マラリアは40℃を超える高熱の後、死に至ることもある。
予防は経口の薬を飲むことで行うが、残念ながら100%の効果は期待できない。また、嫌悪感、肝機能障害などの副作用もあり、1週間程度の短期滞在予定の人には、積極的に予防薬を内服する必要は無いとされている。
マラリアについても現地では防虫スプレーを使用するなどして、蚊に刺されないようにして予防する。
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参考文献:
ダイヤモンド・ビッグ社『地球の歩き方103 ペルー ボリビア エクアドル コロンビア』 2000年
『Let's Go - PERU & ECUADOR』 ST. MARTIN'S PRESS 2000年