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SOEKS(ガイガーカウンター)-石神井公園周辺の放射線量測定

名前: 小川 邦久 リンク: http://kunisan.jp/ 日付: 2012年4月30日



SOEKS(ガイガーカウンター)-石神井公園周辺の放射線量測定Amazonでガイガーカウンター「SOEKS」を購入してみました。ロシア製の手のひらサイズの放射線測定器で、β(ベータ)線とγ(ガンマ)線を検出できます。画面がカラー液晶になっていて、文字も日本語で表記されていて読みやすいです。

ガイガーカウンターを購入した理由ですが、「地域の安全を証明するため」とか「子供の健康を守るため」とかの深い意味ではなく、「興味本位」というのが最大の理由です。もちろん、昨年の福島原発の事故による放射性物質の飛散の影響を調べてみたい、というのも無くはないのですが、何よりも「自分で色々なデータを取りたい」というのが一番です。ただ、結果的に周辺の安全が確認できるのであれば、それに越したことはありません。

人が放射線を浴びる量については、シーベルト(Sv)で表されます。人間の健康に影響する可能性が出てくるのは、年間100ミリシーベルト(mSv)程度と言われていますが、このレベルでも放射線をほとんど浴びない場合と比較して、健康に対する影響は1%未満など「誤差の範囲内」とも言われています。また、地殻や宇宙などからも放射線が飛んでくることもあり(自然放射線)、普通に暮らしていても年間2.4mSv(世界平均)の放射線を浴びていることになるので、放射線ゼロというのはありえません。

放射線量の測定にあたってはガイガーカウンターが用いられますが、単位は「マイクロシーベルト/時(μSv/h)」で表されます。日本国内の1人あたりの線量は0.05〜0.1μSv/h程度です(地域により異なります)。例えばこの10〜20倍の1μSv/hの線量のところに1年間いたとして、1μSv/h x 24h x 365d ÷ 1000 = 8.76mSv/y(年間8.76ミリシーベルト)という計算になり、この程度でも健康に対する直接的な影響を観察できるレベルではありません。世界の中には、人が住んでいるようなところでも、これよりさらに高い放射線量の地域もあります。

飛行機に乗ると高度11,000mの上空で1.6μSv/h程度の線量になります。大雑把な計算ですが、日本-ヨーロッパ便に1〜10回乗るとレントゲン1回分の線量、200〜1000回乗るとCTスキャン1回分の線量と同等になります(レントゲンやCTスキャンについては、設備や測定箇所によって線量が異なります)。

ちなみに私の前職では「トリア入りタングステン」という材料を扱っていました。「トリア」というのは酸化トリウムのことで放射性物質です。当時はトリアから放射線が出ることも知っていましたし、ガイガーカウンターで放射線を検出したりもしていました(健康のために使うのではなく、ちゃんとトリアが入っているのかを調べる目的で使ってました)。ただ、「マイクロシーベルト」という単位や健康に対する影響などは意識したこともなく、10kg前後のトリア入りタングステンを目の前に、1時間程度ルーペや顕微鏡を使って表面検査を行ったりもしていました。

以下のページにトリア入りタングステンの線量測定結果(15.39μSv/h)が出ていますが、私はこの10倍以上の量のトリア入りタングステンを目の前に作業していたことになります。
http://amino-sangyo.com/free_9_3.html
ただ、数ヶ月ぶっ続けで作業するなら健康に影響が出る可能性が出てくるのかも知れませんが(放射線よりストレスでやられてしまいそうですが)、私としてはこれを見て「1時間程度の作業なら、健康に全く影響は無かったのだろう」と今更ながら安心しています。あと、タングステンには放射線を遮蔽する効果もあるので、量が10倍になったとしても、単純に線量が10倍になるわけではありませんし、放射性物質から数十センチ距離があるだけでも、測定値に大きな差が出ます(放射線量は線源からの距離の2乗に反比例します)。

そのようなことで、私自身は放射線について「少しでもあったらダメ」と過敏に反応するわけではなく、「ちょっと位なら全く大丈夫」という心構えでいたりします。

前置きが長くなってしまいましたが、本題の放射線量測定結果は以下のようになりました。測定場所により数値のばらつきはありますが、いずれも健康に影響を及ぼすレベルではないので安心です。

※放射線量の値は測定機器や測定方法によりばらつきが出ます。また、公的機関が設置しているモニタリングポストはγ線のみを検出するのに対し、今回測定した機械はγ線に加えてβ線も検出するタイプのため、単純に比較することはできません。以下の数値はあくまで目安です。

まず我が家(東京都練馬区のとあるマンション)のベランダで測定したところ、0.12μSv/hという値が出ました。鉄筋コンクリートの建物は材料自体に放射性同位元素を極微量含んでいることもあるので、少々高めではありますが、まあそれなりに納得できる値です。

我が家のコンクリートの壁(壁紙付き)に置いて測定したところ、0.18μSv/hという値が出ました。やはり、コンクリートのそばは若干数値が高く出ます。

石神井公園ボート池の大気中の測定値は0.10μSv/hでした。

ボート池の近くの植物が植えられた所で測定したところ、0.19μSv/hでした。少々高めですが、そばにあるコンクリートが影響しているのかも知れません。

記念庭園の池のそば(ボート池の南のさらに道路を挟んだ南側)では、0.13μSv/hでした。

さらに記念庭園の池の近くにあった、木の根の雨水が留まりそうなところで測定したところ、0.19μSv/hでした。他の所より若干高い数値が出ていますが、注目するような値ではありません。

草地広場(石神井公園の南側の墓地の近く)の大気中の測定値は0.08μSv/hでした。

草地広場の土の上は0.09μSv/hでした。

アスレチック広場(三宝寺池近く)は0.16μSv/hでした。子供が遊ぶ場所ですが、全く問題無いようです。

野球場(三宝寺池近く、井草通り沿い)のフェンスの近くは0.19μSv/hでした。

石神井公園については測定する前から「大丈夫だろう」と思っていましたが、予想通りの結果でした。今度、海外出張の時にでも飛行機で上記のような数字(1.6μSv/h程度)が出るのか検証してみようと思います。

ちなみにこのガイガーカウンターですが、単4 eneloop(エネループ) x 2本でも動作する上、パソコンなどとUSB接続することで、電池の充電もできてしまいます。「ガイガーカウンター付き充電器」と言えなくもないです。





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