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自作PCにWindows 7をインストール

名前: 小川 邦久 リンク: http://kunisan.jp/ 日付: 2009年10月22日
自作PCにWindows 7をインストール今日は「Windows 7」の発売日でした。私も先月のうちにアマゾンで「Home Premium アップグレード版」を予約していて、本日昼過ぎに商品が到着しました。Windows Vistaは「Ultimate」を購入したのですが、Ultimateならではの機能は全くと言っていいほど使わなかったので、Windows 7については「Home Premiumで十分」と判断しました。

Windows 7のインストール作業はそれほど難しいものではありませんでした。64ビット版のDVD-ROMをドライブに入れてPCを再起動し、メニューでは「新規インストール」を選択しました。ただ、HDDのパーティションを区切らずにインストールしたので、今後はWindows Vistaは起動できなくなります(Vistaで使っていたファイルは、Cドライブ直下のWindows.oldフォルダに保存されます)。

自作PCへのインストールということで、マザーボードやグラフィックカードなどのドライバへの対応が気になりましたが、基本的にはWindows 7のインストールだけで何もすることなく勝手に設定が終わっていました。ちなみにマザーボードはGIGABYTE製GA-P35-DS3L、グラフィックカードはGIGABYTE製GV-NX96T512HP(NVIDIA GeForce9600GT 512MB)です。

さて、Windows 7を実際に使ってみた感想ですが、Vistaに比べて目に見えて速くなったという実感はありません。私のPCのCPUはCore 2 Quad Q6600(2.40GHz)、メモリは800MHzのものが6GB(2GBx2と1GBx2の計4枚)入っていて(Vistaの時には32ビット版だったので2GBx2の計4GBでした)、「重い」と言われていたVistaでもそれほどの負荷は感じていませんでした。ただ、Windowsエクスペリエンスインデックスでパフォーマンスを調べたところ、一番評価の低かったメモリのスコアが5.5から7.1と飛躍的に上がっていました。もっと負荷の大きいソフトを使えば差が出てくるのかも知れません。

実用面で「良くなった」と思うのは、ランチャーとタスクバーが一体になって使いやすくなったところです。タスクバー上の動作中アプリケーションのアイコンのところでマウスをクリックすると、開いているウィンドウがポップアップで出てきて、その上にマウスカーソルを置くと画面いっぱいにプレビューを見ることができます(ライブ・タスクバー・プレビューと言うらしいです)。ここは頻繁に使うところなので、小さな改善でもかなり嬉しいところです。あと、全体的にVistaと比べて操作がより直観的になった印象があります。

あと、Windows Media Playerがデフォルトの状態でAVCHD形式のフルハイビジョン動画が見られるようになったのはかなり嬉しいです。Vistaの時にはAVCHD形式の動画を見るのにコーデックパックを入れてみたりしましたが、動きがぎこちなくなったりノイズが出たりするなどの不具合が多発しました。これがちゃんと再生できるようになっただけでもWidows 7を導入した価値がありました。

今回は64ビット版を導入したものの、32ビット互換機能のおかげで、ほとんどのソフトは問題なく動いてくれました(具体的にはOffice 2007、Photoshop Elements 7、Premiere Elements 7、mAgicTV Digital、Firefox、Safari、FFFTP、EBWin、TextSS、EmEditorなど)。ただ、2つだけうまく動いてくれないソフトがありました。

1) Adobe Acrobat 8 Standard
2年前にVistaを導入した際に、当時持っていた「Acrobat 6」が動作せず、またサポートの予定もないということから、「Acrobat 8 Standard」を購入したのですが、今度のAcrobat 8については、Windows 7に対応していないことがわかりました。
Windows 7にAcrobat 8のインストールをしてラインセンス認証しようとしたところ、「今現在Acrobatがインストールされている機種から、Acrobatをアンインストールしてください」というメッセージが出てきました。Windows Vista上でAcrobat 8をアンインストールすることをすっかり忘れてしまったためですが、既にVistaは起動できない状態になってしまったため、これでは「現在インストールされている機種(つまりVista)」からのAcrobatのアンインストールは不可能です。仕方がないのでAdobeのサポートセンターに電話して、手動でAcrobat 8のライセンス認証作業を行いました。その後インストールは何とか成功したものの、Windows 7上ではAcrobatの基本中の基本の機能である「印刷」からのPDFファイル作成に対応していません。仕方がないので、まず「印刷」からXPS形式で書き出して、それからAcrobatを起動してPDF形式に変換するという遠回りの作業をするしかありません。
Adobeのサポートセンター担当の話では、Acrobat 8のWindows 7への対応予定は「ない」ということでした。
※その後、アップデートパッチを充てて、バージョンが8.1.3になったところで、「印刷」からのPDFファイル作成ができるようになりました。

2) Brother複合機 myMio MFC-930CDN
こちらはソフトウェアのインストール自体ができませんでした。ただ、Brotherのホームページによると、12月初旬にはWindows 7対応のソフトが公開されるようです。さすがにハードウェアについては、OSの更新があったからと言ってバッサリと切り捨てる訳にも行かないでしょう。しばらくプリンタが使えないのは不便ですが、必要なら妻のPCを使って印刷しようと思います。

新しいOSを入れると画面や操作体系だけではなく、ユーザー側の気分も新鮮になりますが、Windows自体が既に完成された感があるので、驚くほどの新機能というのは今のところありません(もしかしたら私が気づいていないだけかも知れません)。ただ、何よりも長期間安定して動いてくれることを望んでいます。





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