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WEBデザイナーとWEBプログラマー

名前: 小川 邦久 リンク: http://kunisan.jp/ 日付: 2009年7月31日
WebデザイナーとWebプログラマー何年も前からの話ですが、私は時折コンピューター関連の本を買って、自分の知識の肥やしにしています。ホームページ作成関連だったり、自作PC関連だったり、ネットワーク関連だったり、Excel関連(関数、VBAなど)だったり…。一言でコンピューター関連と言っても、ジャンルは様々です。

そんな中、ここ最近「自分のできる範疇を超えている」という本を買っています。直近では「CPUの創りかた」という本がありました。読んでいて一部を理解することはできるものの、あまりにも説明が詳細かつ難解すぎて、全てを理解するのは到底不可能でした。「個人的に、実践することもまず無いだろう…」という内容でもありました。

そういう本は私にとって無意味ではなく、自分の「限界ライン」を知るのにかなり有効です。私はどちらかと言えば「何でも自分でやりたがる」方なのですが、このような本を読むことによって「ここから先は、私の範疇ではない」ということを明確にすることができます。私ももう若くはないので、このような取捨選択のプロセスは、そろそろ必要になってきています(というより、もっと若いうちからやるべきことなのかもしれませんが…)。

さて、今回購入した本は「WEBデザイン早ワザ大全」です。最新WEBデザインのノウハウが詰まっている、WEBデザイナー必見の本、と言ったらいいでしょうか。

ところで、私は本業ではないものの、かなりの時間を費やしてホームページ作成をやっていますが、決して「WEBデザイナー」ではありません。どちらかと言うと、「WEBプログラマー」の方に属するのかなと思っています(プロの方には失礼な発言かもしれませんが…)。

WEB制作に携わっている人にとっては、WEBデザイナーとWEBプログラマーの違いは明白ですが、一般的には違いが分かりづらいと思います。そこで、一例ではありますが、WEBデザイナーとWEBプログラマーの違いを挙げておきます。

■WEBデザイナー
・ホームページを「デザイン」する人たち。
・比較的芸術系。
・ページレイアウトや色調などにうるさい。
・Illustrator、Photoshop、Flashなどを駆使して素材を作成。
・HTML、CSS、JavaScriptなどを組み合わせて、ページの見栄えを優先。
・基本はHTML1ファイルあたり1ページの世界(URL1つにつき、1ページ分のコンテンツ)。

■WEBプログラマー
・ホームページを「プログラム」する人たち。
・比較的理数系。
・基本、レイアウトや色調には無頓着。
・テキストエディターでプログラミング。
・Perl、PHPなどのWEB開発言語を使い、効率的な作業を優先。
・プログラムファイル1つで、数百、数千など大量のページを動かす世界(URLが1つでも、パラメーターを変えるとコンテンツが変わる)。

区分けで言うと、一般的な会社のホームページを作成するのは、WEBデザイナーの方が中心になります。そこにたまにWEBプログラマーが顔を出すことはありますが、表に出る「デザイン」については常にWEBデザイナー主導で進みます。(ただし、大規模なホームページでは、両者が連携して制作を進めることの方が多くなります。)

私も何年も前ですが、ある会社のホームページの作成を手伝ったりしたことはあります。しかし、ここ数年のWEBデザインの進化は凄まじく、今では仮に「会社のホームページを作ってほしい」と頼まれたとしても、「ちゃんとしたWEBデザイナーに頼んだ方がいい」と言うことになると思います。私自身のWEBデザイン能力と、今現在、一般的な会社のホームページに求められるデザインとでは、あまりにも開きがあるからです。

私の得意とするところはPerlやPHPのプログラム作成や改良です。たとえばこの「ブログ掲示板」のプログラムはPerlで自作したものですが、もともとは1999年に作成した簡易掲示板を改良・発展させていったものです。あと、WEB上の商品データベースからデータを引っ張り出して、ショッピングサイトを構築したり、アクセス集計のデータをグラフ化したり…。もちろん普通のHTML編集もやりますが、どちらかと言えばそんなところを得意としています。

ただ、基本は全て「自分用」のプログラミングだったりします。この辺が本当のプロの方とは全く違うところで、そういった方々からは「何がWEBプログラマーだ」とお叱りを受けそうなところではありますが…。

さて、話を元に戻して「WEBデザイン早ワザ大全」です。私の持っているWEB関連技術は、「自分のホームページのためのプログラミング」が中心ではあるものの、やはり人目に付くホームページを管理している以上、もちろんデザインがいいに越したことはありません。そういう意味でこの本を購入してデザインの向上を図ろうとしたのですが…、書かれている内容やサンプルのレベルの高さなど、私の範疇をとっくに超えてしまっています。

この本にあるサンプルは、もちろん「洗練されたデザイン」という印象はありますが、それよりも「更新するのが面倒そう」という考えが先に行ってしまいます。悲しい性ではありますが、これでまた自分の「限界ライン」が一本増えました。





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