T-01Aを購入 / HT1100との比較名前: 小川 邦久 リンク: http://kunisan.jp/ 日付: 2009年7月2日
先月発売された東芝/docomoのWindos Mobileスマートフォン「T-01A」を購入しました。私の所有する携帯電話としては5年ぶりの純日本メーカー製、Windows MobileスマートフォンとしてはHT1100に続いて2機種目となります。
T-01Aについては、よくホームページ上などでiPhone3GSやHT-03A(Android携帯)と比較されていますが、ここでは私が使っていたHT1100と比較してみたいと思います。ちょっとニッチな企画ではありますが。 ■サイズと重量 HT1100: 107x55x18.2mm(128g) 画面約2.6インチ(240x320px) T-01A: 130x70x9.9mm(129g) 画面約4.1インチ(480x800px) 画面サイズが大きくなった分、ぱっと見の印象は「かなり大きくなった」です。手に持った感じも幅が広くて「ケータイ」というよりは、「ミニパソコン」のようです。重量はT-01Aの方が1g重いのですが、大きさの分、逆にHT1100よりも軽く感じられます。 私は端末をズボンのポケットに入れて歩くので、T-01Aのサイズは心配でしたが、ちゃんとスッポリと入ってくれました。厚みがない分、逆に外からは目立たなくなりました。 画面の大きさはやはり圧巻です。1画面に入る情報量が4倍以上になるのですから、当たり前といえば当たり前ではあります。携帯性と視覚性のどちらを優先するかによりますが、視覚性を重視するのであれば、T-01Aの満足度はかなり高いです。 ■処理速度 HT1100: プロセッサ Qualcomm 7200 400MHz T-01A: プロセッサ Qualcomm Snapdragon QSD8250 1GHz 処理速度の違いは歴然です。アプリケーションを開くにしても、ホームページの閲覧にしても、HT1100のモッサリ感と違い、T-01Aは本当にサクサクと動作します。無線LANでホームページを見ていても、普通のPCに近いスピード感があります。また、HT1100ではぎこちない動きをしていた動画(FPSの大きいものなど)も、T-01Aではスムーズに動きます。YouTubeの動画を直接見ることができるのも大きいですね。 ■無線LAN、GPS、重力センサー どれもHT1100にはなかった機能です。 無線LAN機能が無くても、日本国内で使う分にはBizホーダイ等のプランでほぼ代用できます。ただ、海外でのインターネット利用では通信料がかかってしまいます。来月のフィンランド+エストニア旅行では、宿泊するホテルに無線LANがあるので、この機能はかなり重宝すると思います。Skypeが使えるのも大きいですね。 GPSについてはモバイルGoogleマップなどとの連携で活躍しそうです。「旅先で歩きながら…」ということも想像しましたが、海外では外出しながらの接続は通信料がかかってしまうので、残念ながら今回はこのような使い方はしないと思います。 重力センサーも有用です。画面を縦にしたり横にしたり、というのを頻繁に行うので、この機能はあるのとないのとでは大きな違いがあります。T-01Aは端末を裏返して、背面を2回たたくとタスクマネージャが起動する、という面白い(しかも慣れると使用頻度の高い)機能もあります。 ■文字入力 HT1100ではタッチパネルに表示されるキーボードをスタイラス(タッチペン)でタップするか、端末をスライドさせて10キーを使うかの2種類の方法がありました。対してT-01Aではタッチパネルでの入力のみになります。 T-01Aにもスタイラスは添付されていますが、HT1100と違い本体に収納することができないため、スタイラスの携帯性には難があります。ただ、HT1100に比べてソフトウェアキーボードのキーが大きいので、慣れは必要なものの指先での入力が容易になりました。特に横画面のキーは入力しやすいです。 ちなみにT-01AにはUSBホスト機能があるので、外付けのUSB折りたたみキーボードやマウスなども利用することができます。 ■バッテリー T-01Aもスマートフォンの宿命である、「バッテリーの持ちの悪さ」が完全に解消されているわけではありません。ただ、T-01Aには照度センサーが付いていて、液晶のバックライトを自動調節する機能があります。そのためか、同じような動作を行った場合でも、T-01Aの方がHT1100に比べて何割か持ちがいいような印象があります。待機状態のバッテリーの持ちについては、それ以上の差が出る感じです。 ■カメラ HT1100: 約200万画素(静止画) T-01A: 約300万画素(静止画) 数字的にはT-01Aの方がいいですが、やはり普通のデジカメと比べるとレンズ性能の差は歴然で、どちらもあまりいい画質とは言えません。T-01Aの300万画素も、ブログやホームページに使う分には問題ない、という程度のレベルです。 ■ユーザーインターフェース(操作性) HT1100もT-01Aも、独自のインターフェースを持っていますが、どちらも直観的に操作できるようなものではないと思います。この点はやはりiPhoneの優れているところですが、特許の絡みもあったりして、Windows Mobileで同じような操作感を得るのは難しいのでしょうね。T-01A独自のストライプメニューは、個人的に使いづらかったので、Windows Mobileスタンダードの、テキストベースのインターフェースに変更してしまっています。 まずはこんなところです。今後もT-01Aについては何かしら書いていこうと思っています。 Windows Mobile関連記事(リンク一覧): 2度目の30kmラン / 携帯電話回想録 / T-01Aユーザー全員にmicroSDHCカード8GB / Avidemuxの使い方/T-01A用に動画ファイル形式変換 / T-01Aで『モバイルパワフルプロ野球MEGA for Windows phone』 / ...(記事連続表示)
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