ケニア・サファリのススメ

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ケニア旅行記
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シマウマの肉の味

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 ケニア滞在最後のナイロビの2晩は一泊1,000シリング(約1,560円)のEmbassy Hotelに宿泊した。もともと到着初日に泊まる予定だったところだ。
 しかし、部屋にゴキブリが多くて困った。特に夜になると壁の隙間から、成虫になりきっていない小さなゴキブリがひっきりなしに出てくる。2晩で合計50匹以上は叩き潰したと思う。ここのホテルには蚊帳もちゃんとあったが、これを蚊を避けるためではなく、夜ゴキブリがベッドに登ってこないようにするために利用した。ただホテル内のレストランは清潔だったので、たまたま「はずれ」の部屋だっただけなのかもしれない。

 夜デビッドに運転手になってもらい、ナイロビ市街からちょっと離れたところにある、Carnivoreというレストランに行った。ここでは野生動物をハンティングするライセンスを持っていて、メニューは牛肉、豚肉、羊肉など「一般的」な肉の他に、シマウマ、インパラ、ワニ、ヌー、イボイノシシなど、常時3種類以上の野生動物の肉が用意されている。1,250シリング(約1,950円)でどの肉も食べ放題で、海外からの旅行者に大変な人気がある。
 デビッドは途中の別のホテルに寄り、国連からケニアに派遣で来ているというベルギー人のステファンと、その友人で南アフリカの鉱山で学生エンジニアをしているというシャドラックをピックアップした。この二人は数週間前にもCarnivoreに行っていて、「おいしかったのでまた行きたくなった」と言っていた。

 このCarnivoreに対しては、「野生動物を料理するなんてけしからん」との批判もある。中には「あれだけサファリで自然を謳歌しておきながら、野性動物を食べてしまうとは…」と旅行者のモラルを問う人もいるかもしれない。ただし、ハンティング可能なのはナイロビ近郊のナイロビ国立公園に限られている。食用となるのは数の多い草食動物とワニのみで、生態系に影響を与えるようなことはないとのこと。まあ、ほとんどの旅行者はサファリにしても野生動物を食べるのにしても、「いい経験になる」「土産話のため」程度の考えで行くので、生態系まで考える人はまれであろう。

 気になる肉の味はというと、まず、シマウマは牛のようでちょっとスジっぽく固い歯ごたえ。ワニは鳥と魚の中間のような感じ。インパラは肉がやわらかく、肉汁に独特の酸味があって、3つのなかでも一番おいしかった。この日、残念ながらヌーやイボイノシシはメニューになかった。
[ Carnivoreの調理場 ]

 シャドラックは南アフリカ出身ということで、世界で一番危ない都市とされているヨハネスブルクの治安について聞いてみたら、「あの町に比べたら、ナイロビはパラダイスだ」と言っていた。ステファンも仕事で何回もヨハネスブルクに行っており、「あそこは危ない。15分に一回は発砲の音が聞こえる」と言っていた。ヨハネスブルクの危なさは話を聞いていてよくわかったが、それでもナイロビが「パラダイス」とは口が裂けても言えないと思う。

 ケニア滞在9日目は、そのナイロビでフリーの日。何にも予定が入っていなかったが、治安が悪いことを考えると一人で外に出れないので、部屋のベッドで横になって休んでいた。時折出現するゴキブリを叩き潰しながら、ケニアのガイドブックを読んで時間を過ごした。

 午後になりアレックスがホテルに来て、そこからちょっと離れたお土産屋に案内してもらった。地元のアレックスと一緒に歩いている分には強盗に襲われるようなことはないにしても、何となく良からぬ視線を感じるし、ボッタクリで有名な白タク運転手から数回声をかけられたりもした。

[ カンガ ]
 お土産屋に入り、「カンガ」と呼ばれる東アフリカの女性が腰などに巻いたりする薄い綿の布を見せてもらった。カンガにはスワヒリ語でメッセージが記されて、ケニアではお土産品として一番人気がある。その値段を聞くと「800シリング(約1,248円)」と、単なる布の割には結構な値段がする。これを2枚とマサイ族が着ている毛布を1枚買ったところ、多少は値切ってくれた。

 それにしても高いので、店を出た直後アレックスに「これが中国製だったら半額以下じゃないかな」と言ったところ、「いや、高すぎるとは思ったんだけど、人の商売の邪魔はできないから…」とのことだった。相当ボッタクられたようだ。

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