元素分析方法の違い(AAS、ICP-AES、XRF、GDMS)

※2012年現在の知識を基に作成されました。
※本ページは個人の学習用として制作されたものであって、内容の信憑性は保証しません。


■ 原子吸光分析 (AAS)
・高温に加熱して原子化した物質に光を照射したときに、構成元素に固有の幅の狭い吸光スペクトルを示す現象を利用したもの。定性と定量の両方の分析ができる。
・分析対象は通常溶液で、微量元素の検出などに用いられる。
・測定したい元素の数だけランプを用意する必要がある。
・ガス分析などにも用いられる。
※吸光-物質により特定の波長の光が吸収される現象。実際には吸収ではなく、すぐに励起状態から基底状態に戻り、吸収したエネルギーを放出する。吸収した光と同じ強度・波長の光が放出されるわけではなく、光の一部が物質に吸収され続けるように観測される。

■ 誘導結合プラズマ分析 (ICP-AES)
・気体に高電圧をかけることによってプラズマ化させて、これが基底状態に戻る際の発光スペクトルから元素の定性、定量分析を行うもの。AASとは違い、一度に何種類もの元素を分析できる。
・イオン化された原子を質量分析計に導入する、ICP-MSならpptレベルの超高感度分析が可能。
・主に不純物の測定に用いられる。

■ X線蛍光分析(XRF)
・試料に一定以上のエネルギーのX線を照射し、内殻の電子が励起されて生じた空孔に、外殻の電子が遷移する際に放出されるX線のエネルギーを求めることにより、測定試料を構成する元素の分析を行うことができる。また強度により濃度を求めることもできる。
・迅速性があることから、空港のX線検査などでも使われる。
・純分の測定にも使われる。

■ グロー放電質量分析(GDMS)
・Ar雰囲気でグロー放電を発生させてプラズマ化、試料を陰極としてプラズマ内でスパッタさせる。イオン化された元素を質量分析計で測定し、主成分元素と目的元素のイオン強度比を相対感度係数用いて値を計算。一度に何種類もの元素を分析できる。
・不純物の測定に用いられる。

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