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製作: 小川 邦久

6日目 2003年5月1日(木)コルコバード国立公園の動物たち

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 朝の明るさで目が覚めた。まだ5時半だが、何やらテントの外で「ブルブル」という変な音がする。テントを出ると馬が3頭、目の前で草を食べていた。馬の鼻息の音だったようだ。ロープにも繋がれておらずどこから来たのだろうと思ったが、多分ここでは日常の風景なのだろう。すでに起きていたテントキャンプの従業員も、馬のことは特に気にせずに、食堂の掃除と朝食の準備をしていた。
 朝食はトースト2枚とコーヒー。食事の間に今日のツアーガイドのロイ(Roy)が挨拶に来た。普段はダイビングやシュノーケリングなどの海洋関係のツアーをやっているのだが、今日は特別にトレッキングツアーをするということだった。

[ テントキャンプの食堂 ]
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[ ハキリアリの行進 ]
WMV形式動画(8秒/267kb)
 6時半に昨日乗ったのと同じボートに乗り込む。参加者は私達とベンの3人。約30分でレンジャーステーションのあるサン・ペドリーヨ(San Pedrillo)に到着する。レンジャーステーションでサンホセで購入した虫除けスプレーを体中にまき散らし、それから出発した。
 トレッキングコースは海の近くにあるため、森の湿気そのものに加えてかなりじめじめした感じだ。
 歩き始めてすぐ、ハキリアリを発見した。ハキリアリは植物の葉を切って、傘を差す様にして歩く。その葉っぱを地中の巣の中でさらに小さく切って、キノコを育てて自分達のエサにするという。

 しばらくゆっくりと歩く。動物が動くときにはちょっとした音がするので、それを聞き逃さないようにするためだ。

 突然遠くからガサガサという音が聞こえる。ロイが足を止めて向こうの木の上の方を指差す。マントホエザルの集団が10頭ほど木の上にいる。木が高すぎてはっきりは見えないが、葉っぱを食べているようだ。
 それから10分もたたないうちに、今度はクモザルの集団を発見した。こちらは20頭ほどの大群で、木の枝から枝へとジャンプをしている。クモザルは手足と尻尾が長いことからその名前が付けられたが、その長い尻尾を枝にからめて逆さにぶら下がることもできたりする。そんな樹上の達人も、たまにジャンプに失敗して地面に落ちてしまうらしいが、体がやわらかいため少し時間がたてばまた木に登っていく。

[ 樹上で休むクモザル ]
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[ 海岸を歩くハナジロハナグマ ]
WMV形式動画(5秒/186kb)
 2時間ほど歩いたところで、海岸に出る。ヤシの木の木陰で一休憩。落下するヤシの実に当たらないよう、上を見て安全を確認する。太陽がだいぶ高くなり、気温も上がってきた。シャツも汗でぐっしょりだ。
 休憩の後、海岸沿いを少し歩くとジャガーの足跡を発見。まだどこか近くに潜んでいるのだろうか、とちょっと期待が膨らむ。
 また少し歩くと、今度はハナジロハナグマが海岸を歩いていた。ひょこひょことした動作で、タヌキの鼻を長くしたような動物だ。こちらに気づいていないのか、かなり近くを通って森に消えた。

 再び森の中に入る。しばらくして、コスタリカに生息する数ある蝶の中でも、代表格のモルフォが飛んでいるのを発見した。モルフォは羽を広げると15cmほどもある大きな蝶で、羽の表の青い部分が光の反射でとても綺麗に見える。

 途中「歩く木」が何本か生えていた。幹の太さは10cmほどで、地面から1メートルぐらいのところから、カメラの三脚のような根が数十本伸びている。光が当たる方に新しい根が生えて、当たらない方の根が枯れることで年間数十センチ移動をするらしい。光合成を得るためらしいが、すごい進化を遂げたと思う。

[ 羽ばたくモルフォ ]
WMV形式動画(4秒/157kb)


[ 樹上で休むナマケモノ ]
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 途中別のグループと遭い、望遠鏡で木の上の何かを覗いていた。頭上を見てみると、ナマケモノが樹上で休んでいた。
 ナマケモノは木の葉をエサにしているが、動作だけでなく消化も遅いため、一週間に一回しか排泄しないらしい。その際はわざわざ木から下りてするらしいが、その点は怠けずにかなりキッチリモノと言える。

 その後もヤドクガエル、ヘビ、クモ、体長15cmほどのバッタなど、いろいろな小動物や昆虫を発見した。コルコバード国立公園にはジャガーやバクも生息するが、ガイドブックに「警戒心が強く、なかなかお目にかかれない」と書いてあった通り、残念ながら見ることは出来なかった。まあ、仕方ないだろう。

 11時にレンジャーステーションに戻る。朝食をあまり摂らず3時間半も歩き続けたので、かなり疲れたしお腹もすいてきた。ロイがちょっと早めの昼食を用意してくれる。食パンにツナサラダ、パスタ、パイナップルとシンプルな食事だったが、運動した後で美味しく感じた。

 昼食後30分ほど休憩した後再出発。丘を登り、下ったところに滝があり、そこはプールのようになっていた。水着に着替えて水浴び、ということだったが、あいにく水着をサンホセのホテルに置いてきてしまい、皆が泳いでいるのを見物。もっとも全くのカナヅチなので、水着があっても泳げないのは一緒ではある。

[ レンジャーステーション ]
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 午後2時半に帰りのボートに乗る。テントキャンプに戻り、またベンチに座って海を眺めながらビールを飲んで時間を過ごす。今日も夕日が綺麗に見えた。

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